谷から銃は消えた
ジェームズ・マンゴールド監督 2017年製作
主演ヒュー・ジャックマン
観てきましたよ~「ローガン」\(^o^)/
ご覧の通り本作は「ウルヴァリン」ではなく「ローガン」を冠するところからも、ミュータントとしてではなく、人間としての彼の姿、生き方にポイントが当てられていました。
これはかなりの良作ですね( ˘ ˘ )ウンウン
ジェームズ・マンゴールド監督はウルヴァリン・サムライに続いての登板。サムライが脚本的にむむむっと言うところがあったので、どうかなぁと心配しましたが、下馬評通り、ヒューマンで素晴らしい作品でした!
X-MENの世界は平行世界なので、様々な時系列が存在します。なので、過去作とは直接繋がらない、あるいは、辻褄が合わないと感じても、そこはスルーしてください(^-^)
今作は新たなミュータントが誕生せず、地上からほとんどのミュータントが消えた世界。
数少ない生き残りとして、かつてミュータント狩りを行ったミュータントの探知能力があるキャリバン、そして、プロフェッサーことチャールズ・エグゼビアが登場します。
不死の力を持つウルヴァリンは、アダマンチウムの毒によりヒーリングファクターが失われつつあり、老いた姿で登場します( ;∀;)セツナイナー
そんな彼らの元に助けを求める者がきて、逃亡の旅が始める。
旅の仲間はチャールズ、ウルヴァリン、そして、新たなミュータント、ローラ。彼女がウルヴァリンの遺伝子を受け継ぐ者です。
絶望的な逃避行の中、少しずつ心を通わせる2人。そして、迎えるラストヽ(;´Д`)ノヤメテー
ラストに相応しい、素晴らしい作品でした(๑•̀ •́)و✧
最後ですが、吹き替えについて
吹替版も自然で、とても良かったです。
ウルヴァリン役はお馴染み山路和弘さん、チャールズ・エグゼビアはパトリック・スチュワートと言えばこの人という麦人さん。で、驚いたのがローラの吹き替えが鈴木梨央ちゃんだったこと。上手いですねぇ、彼女は。感心しました(๑•̀ •́)و✧
以下は小ネタまつりだよ~🙌🏮🍧🎆
ローガンの部屋に飾られていた日本刀は、ウルヴァリンサムライで矢志田から受け取ったもの。サムライの設定がここに生きてます。日本から戻って、何年経っているのか……
エンドロールの音楽はジョニー・キャッシュ
予告編では「Hurt」が使われていました。「痛み」という歌詞がウルヴァリンのことを歌ったのかと思われたし、枯れた感じで、ザラザラした映像とぴったりマッチしていました!
本編のエンドロールで流れるのは、やはりジョニー・キャッシュの「The Man comes around」です。この曲は「ヨハネの黙示録」や「マタイ伝」などを元にした曲で、生まれてくる者、死に行く者もいる終末世界を歌ったものだそうです。
この後、ローラたちによりミュータントの新しい世界が築かれていくなら、ローガンはまさに救世主的存在だったと言えますね。(´-ω-`)ナルホドナ
監督のジェームズ・マンゴールドは以前ジョニー・キャッシュの伝記映画「ウォーク・ザ・ライン(←僕は未見だったので、注文しました)」を映画化しているのですが、それにしても、推しますなぁ(笑)
今作の世界観にはぴったりはまっていました。
今作の元ネタになっているのは、アメコミ「オールドマン:ローガン」だと言うのは、コミコンでのヒュー・ジャックマンの発言でもありましたが、それは容姿や設定に関してのようで、それ以上に重要なのは「X-23」という作品のようですね。僕は読んだことありませんが、表紙がローラまんまでした!なるほど。読みたい(๑•̀ •́)و✧
ラストの墓標をXにして、立てたシーンはX-MENファンとしても泣きました(涙)
まさにシリーズのラストを飾る素晴らしいシーンでした( ;∀;)セツナイナー