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ハクソー・リッジのDcatcHerKのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.3
戦争に関わった一人一人に家族がいて、考えがあり、信じるものがあり、人生がある。残酷なシーンが生々しく映像として映しだされ、そのリアリティはきっと真実に近いのだろうが、本当の戦場は映像以上の悲惨なものなのだろう。
最初、予備知識もなく、「ハクソー・リッジ」という題名から、フランスやドイツで行われた戦闘と思っていた。それが、沖縄での戦いだと知り複雑な思いに駈られた。
何が、誰が、こんな悲惨な状況を作り出すのか?日本兵も愛する人を守るため、生きるために戦わなければならなかった。
主人公のような人も人間ならば、戦っている日米の兵士も人間。そして、戦争を始めて、継続させている日米の政治家、軍幹部、一般国民も人間だし、一人一人がこんな悲惨な状況を作り出している。一面的な見方をせず、受け止めることが大事だと思う。サム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーン、ルーク・ブレイシー、ヒューゴ・ウィーンヴィング、テリーサ・パー、みんな良かった。特に、サム・ワーシントンとルーク・ブレイシーが印象に残った。
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