アイノシルシの作品情報・感想・評価・動画配信

「アイノシルシ」に投稿された感想・評価

フルモーション第9弾、今回、主演をつとめるのは人気AV女優の亜紗美。映画ファンには先ごろの井口昇監督『おいら女蛮』におけるバンカラ口調の女蛮子(すけ・ばんじ)役や、フルモーションレーベルと同社(フルメディア/AMGエンタテインメント)から出ている別シリーズの一編、『くりいむレモン 亜美の日記』の主演が記憶に新しいかと。今回は性交をした翌朝には鼻の頭がぽっちり赤くなる、奇妙な体質の娘に扮します。

監督は『エコエコアザラク』のテレビシリーズや、ジャンクなビデオ作品で活躍の広田(廣田)幹夫。『夜光蟲』(99)や『呪女/NOROIME』(00)などの監督作品がある。主として手掛けるジャンル傾向はオタク寄りのエロ・ファンタジー/ホラーといったところで、もう中堅の部類にはいると思われます。積極的に新人起用の多かった当シリーズでの起用は意外な感じがあり、プロデューサーの意図が計りかねますが、今作、物語要素が男女間のストレートな関係性(〈夫と妻〉)に閉じない、〈家族〉〈親と子〉というテーマをも包括するおおきさをもったものだから、ベテランの確実な演出を必要としたということなのか。

製作と脚本をいつもながら兼ねる永森裕二の抱えるテーマが、〈夫婦〉から〈家族〉に移行したのか。それが本作に接しての最も根源的にうけた印象/感想。

序盤、うわべは仲睦まじく笑顔で対話する真野一家のようすが柔らかく淡々と描かれる。色フィルター撮影はされているものの、どこか鈍くさいタッチで、これまでのフルモーションのスタイリッシュなスタイルとは好対照。松竹映画をふと想起した。小津安二郎みたいな話(娘をそろそろ嫁にやらにゃ、見合い、本音を言わない会話‥)だが、シネスコみたいな横長の画面でちっとも構図が決まらずだらしないのはむしろ山田洋次を思わせます。

お見合いを父にお膳立てされるが、うわべの笑顔で本音を言い合えない空気のある真野家では、どんな人なの?と訊くのも一大事。両親は前日性交の〈シルシ〉である鼻の赤ぽっちの症状が娘にしばらく表れていないことから、AV男優をやっているというオゾマシイ彼氏とは別れたと思っていたが、男優は最近プライベートではインポ真っ只中だっただけで二人はズルズル続いていたのだ。

そんななかで、生真面目そうな雪男という見合い相手と結婚するしおり。新婚旅行から帰ってきた亜紗美の鼻ポッチを確認して両親は安心する。
しかしAV男とはまだ続いていたうえ、彼のインポが治る。さらに実は雪男にも長い付き合いの女(宝月ひかる)がいた。劇中、母娘で観にいく邦画『タイタニックⅡ』の主演男優が亜紗美と同じ病気で破局したという報道がおおっぴらに流れる。ダンナの雪男はラブホテルで宝月ひかるとならんで、さっきAV男とシタばかりのしおり/亜紗美は両親とならんで、TVにみいっていた。このままでは、確実に浮気がバレる。。

浮気が判明することによって相手を傷つけるのか、不誠実に隠すことによって傷つけず裏切るのか、円満に過ごすために知っているのに知らないふりをするのか。このさきのW不倫2組の男女の闘争は、純粋機械として論理的に展開されていくのだが、その闘争とは〈本当のことを言わない優しさ/冷たさ〉と〈本当のことを言う優しさ/冷たさ〉の陣地の奪い合いということになる。抽象的な概念が映画全体を闘争運動体として動かすなか、登場人物たちは徐々に論理を補完する抽象的な部品と化す。そのため、なつかしや『クエスチョン』みたいな音楽の鳴り響くダンナと宝月ひかるのロングショットの追っかけシーンにしても、人物は概念を代表するモノとして作動しているだけな感があり、ふたりの気持ちが感情として迫ってこない。宝月が「何でも言いあえる人と結婚する」と宣言する台詞も、理が露出しすぎていて肉体をもつ人物としての宝月ひかるの哀しみも、空虚に聞こえた。

〈本音を言い合う〉困難と〈本音を言い合わない〉円滑は、たしかに男女の大テーマであるが、もうひとつのテーマつねに〈親と子〉〈家族〉という共同体を維持するための〈本音/非本音〉という理念とどこかかみ合っていなくて、ひとつのドラマとして盛り上がっていかない。道具だては『脱皮ワイフ』の焼き直しなのだが、〈家族〉のテーマが前面に出て感情の結晶作用が停滞した。

これらのことは、この〈夫婦の性に特化した〉フルモーションというシリーズの終焉の予兆と言えるのではないか‥。誰も切なく輝かないなか、物語的決着をみたあとの終盤、〈家族〉の主題を余韻のように語る場面はしみじみと良い。父母が夜中、暗いなかで酒をのみつつ「なんのお祝い?」「そうだなあ、しおりと話せた、お祝いかな」と交わす会話のよさ。ラストシーン、しおり、雪男、しおりの両親と揃う、朝の団欒の場面で母親によって示されたあるサプライズは、映画全体を幸福な色に染め上げた。

前作から引き続いての登場となる宝月ひかるは出番も多く、演技も達者なのですが、前作のキャラと何の関わりもない役柄で、チェーン方式(前作のキャラクターが次作に再登場する)をウリのひとつにしているこのシリーズに対する、作り手による破壊ではないのか‥。


さて、記念すべき10作目となる次作『ロトセックス』は、同じく広田幹夫監督で、主演はなんと超大物AV女優の南波杏!!(発売は11月24日予定)

2006.9
ロトセックスの続編になっててテンション上がってしまった〜ロトセックスの方が好きだけど、この方の作品はめちゃめちゃ学生映画なのにとっても心温まるのは何故
中野裕斗さんがみたくて鑑賞。裕斗さんのあまりに大胆なラブシーンにビックリしましたが、人が良さそうな役が裕斗さんの人柄と重なってみえて良かったかな。
あーぁ

あーぁの感想・評価

3.4
身体を重ねて分かる愛のシルシ。

黄ばんだジャケでお馴染みな夫婦の性を題材にしたフルモーションレーベル第9弾。

今回はアクション度0な亜紗美姐さんのエロ良い話。

まだあどけなさと初々しさある亜紗美姐さんが大胆に濡れ場をしているのがちょっと今では珍しいですがこん時はまだ、後に全裸でオメコから銃出すなんて思いもしなかったでしょうよ( ´−ω−` )


父の勧めでお見合いをし、断れないままタクシー運転手のユキオと結婚する事になったしおり。
ユキオは寡黙で平凡な夫で、月並みなセックスでもしおりの心は何故か煮え切らない思いを抱えていた。

そんなしおりはユキオと結婚した後も未だにAV男優の元カレと別れられないでいた。
しおりにはセックスすると必ず翌朝鼻の頭が赤くなるという誰にも言えない秘密があり、そんなしおりの秘密に気づかないユキオとの間にある転機が訪れる。


セックスすると翌朝鼻が赤くなるという題材一本でラストでしっかり夫婦、家族の形に着地させるのは見事やけど前作ロトセックスほどの面白さはなかったかなぁ。

とりま自分の言いたい事を言えない家庭で育った夫婦の話なんですが、やっぱりセックスする時は今でも新婚さんの鉄板YES NO枕使ってる家庭あるんかしら?

この映画と新婚さんいらっしゃいの最後のミニゲームでしか見たことない。

AV男優と付き合ってたせいで心配した母親がAVに売られてないかレンタルして毎度確認していたという泣きの過去話に『そんなわけないじゃない』と母親を諭す亜紗美姐さんの演技みて何故かマジに涙出そうになりましてん。

とりま私もヤった後の翌日に顔のどっかにシルシでてないか不安やなぁ
桔梗F

桔梗Fの感想・評価

3.3
主演 亜紗美(20才)


タクシードライバーとお見合い結婚したしおり(亜紗美)。
彼女には前の晩SEXすると翌朝決まって鼻の頭が赤くなるという奇病があった…

どうやってもおもしろくならなそうなネタでしょ?
それが…それなりにおもしろくなったらどうしますか?奥さん!(;゜∇゜)

夫婦の性を描いたフルモーションレーベル第9弾です(*^^*)

わかりやすく言うと「ロトセックス」の広田監督のエロドラマ映画。

残念ながら「ロトセックス」ほどはおもしろくないですが、そこそこおもしろく、見終わった後、心がほんわかする脚本のしっかりしたホームコメディです。
ただしR15のエロあり。

特筆点は初々しい主婦役の亜紗美嬢のかわいらしさですね(’-’*)

今ほどぽっちゃりしてないし、何となく深キョン似(*/ω\*)体型が
ただしアクションは0

濡れ場もしっかりあるのでファンは必見!

言いたいことを言わずに我慢する父、母、娘の家族に同じく言いたいことを言わない旦那が婿として入る。

そんなホームドラマに「赤くなる鼻」設定がどう絡んで1本の映画となるのか?
中身はたいへん地味ですが、まとめ方が見事です(;゜゜)
よくそのオチにもっていった!と感心してしまいます(^-^)

ロトセックスほど評価が高くないのは、地味すぎてストーリー変化のテンポがよくないこととエロスの少なさです。

エロシーン自体はそれなりに多いんですが、普通に本番行為でからんでるので、「やらないエロスの美学」というものが薄くなります(^-^;

え?エロが目的じゃないの?と思われるでしょう。

しかし!エロが観たければ亜紗美嬢のAV時代のものを観ればいいわけで、真に見たいのは、「しっかりしたストーリーの中にある必然性のあるエロス」です!

ちなみに、わたしは亜紗美嬢の大ファンですが出演AVは一度も観たことないです(-_-;)
あくまで映画女優としての亜紗美嬢が好き!

全裸でやりっぱなしのAVより、B級ホラー映画のタンクトップやぽろりの方が価値は高いと思ってるので(*/ω\*)

ヘッポコ映画のようですが、基本まじめなドラマで所々エロシーンと笑えるシーンあり。
劇中映画:邦画版「タイタニック2」ネタはかなり笑えます(^o^)

あえて観なきゃならない名作映画ではありませんが…
「赤くなる鼻」ネタでどうそれなりな映画を作れるか観たい。
若かりし亜紗美嬢のHシーンや裸が観たい。

方にはお勧め(’-’*)♪

特典の亜紗美嬢インタビューとエロシーン特化チャプター集だけでレンタル代やDVD購入費のもとは取れるかと。

タイトルの「アイノシルシ」の意味がラストわかったときはちょっと感動すら覚えます( ´△`)