のん

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーののんのレビュー・感想・評価

4.0
おもしろ騒がしい


映画界の帝国軍ことディズニー社はスター・ウォーズをマーベルのシリーズに匹敵するフランチャイズとして、この先何十年もやっていくつもりだろう。


とはいえ『最後のジェダイ』からわずか半年の期間で公開ということで、一足早い公開の米国では早くもスターウォーズ離れが指摘されている。

ラインナップを充実させるのはいいが、一作あたりのコンテンツの寿命がどんどん短くなっているようにも感じる。



スカイウォーカー一族の正編から離れたスピンオフとして『ローグワン』に続く本作は、シリーズ屈指の人気キャラであるハン・ソロの過去をフィーチャーする。



大規模な再撮影が報じられた『ローグワン』に続いて、製作途中での監督の交代など、バタバタな製作裏が伝わってきたが、蓋をあければ、舞台裏ほどぐちゃぐちゃな作品にはなっていない。




途中でバトンを引き継いだロン・ハワードは、自分の作家性よりも作品全体のバランスを重視したであろう極めて安定感のあるストーリーが展開される。



冒頭から最後までほぼノンストップで話が展開されるシリーズで最も騒がしい映画だと言い切っていいだろう。がやがやと騒がしい映画だが、これはこれでかなり面白い。




予備知識なしで観ているととんでもないシークレットキャラが登場するサプライズも。あいつが出てくるということは時系列はどこにあるんだろう?
のん

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