ハンナ・アーレント監督作、主演もスコルヴァさんと聞き、飛んでいきました(福岡は本日初日)
ゾフィにいきなり母さんに似てる人がいるから調べてこいと言う強引な父親、ニューヨークまで飛ぶゾフィ…父親想いですね。
カタリナ(ここでようやくスコルヴァさん登場)となかなか融解せず、見ているこちらも苦しい思いをするのですが…
割にお気楽なゾフィよりも、カタリナはいろいろ辛かったであろうなと、もう少し彼女サイドの光の当て方があるとよかったのではないかと。
せっかくあの、スコルヴァさんという名優を持ってくるのだから…
サスペンスと思わせてそうではないひねりはありました。
オペラ目当てで見に行くと肩透かしを食らうかもしれません。
自分の左隣の老婦人お二人はオペラシーンが少ないと嘆き、人間関係がさっぱりわからなかったと嘆いておられました。
芸術作品ではないことでは確かですね。
ハンナ・アーレントはやはり大きかった、悪くはないですが、あの作品を見てしまうと、どうしても小さくまとまった感が否めませんでした。