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ベロニカとの記憶のバナバナのレビュー・感想・評価

ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)
4.5
初老の男性に、弁護士から、大学時代のガールフレンドの母親からの遺産相続の連絡が届く。
正直に言うと、彼女とも言えなかった人の母からなので、今頃なぜ?と、弁護士事務所に問合せると、その遺産というのは、どうやら学生時代に自殺した親友の日記である事が分かる…と、小品なんだけど、結構上質なミステリーになっています。

主人公トニーには、若気の至りの痛い過去があるので、この連絡はかなりドキッとしたでしょうね。
それで、調べたくて仕方なくなってくる。
結局、心の奥底に棘の様に刺さっていた親友の死の原因が、人生の終盤になって分かり、スッキリしたのでは。

トニーは今は離婚して男やもめですが、分かれた妻や娘とは良質な関係を気付いています。
こういう家族もいいな、と思いました。
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