great兄やん

手紙は憶えているのgreat兄やんのレビュー・感想・評価

手紙は憶えている(2015年製作の映画)
3.8
一言で言うと「認知症の恐ろしさ」
クリストファー・プラマーの演技が光ってます。
[あらすじ]
最愛の妻の死も覚えていられないほど、もの忘れがひどくなった90歳のゼブ。ある日、ゼブは友人のマックスから1通の手紙を託される。2人はナチスの兵士に大切な家族を殺された、アウシュビッツ収容所の生存者だった。体が不自由なマックスの思いも背負い、ゼブは復讐を決意し、1通の手紙とおぼろげな記憶だけを頼りに単身旅に出る....。
なかなか秀逸なサスペンスで、観る人を飽きさせない作りで、散りばめられた伏線をラスト5分で回収する様は、観てて気持ち良かったです。
焦らして、焦らして、散々焦らして、最後に強い衝撃が来るオチだったので、ただただ目が点になりました。
ただ、注意していただきたい点は、必ず予告編を見ず、余計な勘ぐりをしないで、どういう映画なのかを分からない状態で、みてほしいと思っています。
やはり、認知症は恐ろしいですね~(^_^;)手紙なかったら、今頃死んでるんじゃないかな~と思いました。
アウシュビッツやホロコーストを違う視点から見た、強くも切ない映画でした。