「やあ、オレだよ、ブラッドリー・クーパー。
ピッタリだろ?、このジャック・メインってロックスターの役。
才能にあふれてて、人気も抜群。
聴覚に障害があるけど、🍺や💉でごまかしながらステージをこなしてる。
才能があるだけじゃなくて、人のを見抜く力もあるんだぜ。
地方のクラブで見つけたアリーって子、オレの声とのハモリもバッチリ👌だし、彼女の方もオレにメロ💕メロなもんで、公私ともにパートナーになっちまった。
そんなふたりのコラボを、演出しちゃったのがこのオレ、つまりクーパー本人なわけ。
初監督にしちゃ、ワルくないだろ?
後半もこのまま、ハイになって楽しんでくれよな♪」…
…ってな感じで進むのかと思ってたら、GAGA演じるアリーが役柄上も、実際の歌声でも存在感を増していって、ジャックの鼻っ柱を折っていく。
その逆転劇のコントラストを引き立てるための、前半の「オレ様ぶり」だったとするならば、まんまと計算に乗せられてしまった。
もちろん、これまで何度も映画化された『スター誕生』のフォーマットを借りてはいるんだけど、21世紀版にふさわしい、アップデートされた仕上がり。
スタンダード♪ナンバーを、フレッシュにカヴァーしてくれたような”聴き応え”だった。