優しいなあ…。
優しさに洗われ過ぎて、おじさんの心はふにゃふにゃです。
『アメリカン・ヒストリー・X』でも書いたが、理解するのも家族、成長させるのも家族、捻じ曲げるのも家族に依る、というのは本作でも描かれている。
今回はジュリア・ロバーツ演じる母親がフューチャーされているが、俺はオーウェン・ウィルソンも推したい。
今回もコメディ・リリーフだが、時たま見せる"男"や、"親父"としての愛情も、オギーの"強さ"には大事な要素だったはず。
また、お姉ちゃんとその友達、親友の背景・感情もしっかり描くことで、俺の暴力と筋肉と爆発にまみれた邪な心でも、ラストは素直に受け入れることができた!
そんな彼らが、「頑張れ!」と励ますのではなく、そばにいる、という対応を取り、オギー自身に解決させていたのも、1つの"優しさ"じゃないかな。
個人的には、キング原作の有名作品オマージュ?の川辺のシーンがグッときたが、
まさかの『デスペラード』ネタが出たことが、1番のワンダー!笑
いつもは余計だよ、と思う副題も、今回ばかりは納得。