アネモネ

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のアネモネのレビュー・感想・評価

4.8
ここ数年、沢山の戦争映画を観て来た中で、1番心に残る映画でした。
知らなかった史実を知ることが出来るのは、まさに映画ならでは。
最近で言うならサウルの息子やダンケルクで知った衝撃とはまた別の、深い悲しみがありました。

あんな若者が、国の為に行動する強い気持ちが現代日本に生きる私達にはわからない。
だけど、若者達はパラシュートで入れなくなった自国に降り立つ前から、迷いなく決心してたのだと。
新たな出会いをも振り切る強い信念を観た観客が目の当たりにするラストは、わかっていても涙が止まらない。
人間味がさりげなく表現される分なおさら戦争の惨さを改めて思いしらされた映画でした。
思い出すと今もあの若者たちを想い涙が出るくらい、こんなに感情移入した戦争映画はなかったです。
そしてキリアンのファンになっちゃいました。
アネモネ

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