ホイットモア大統領

キリング・ガンサーのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

キリング・ガンサー(2017年製作の映画)
3.4
皆さん結構触れられているのでお気づきだと思いますが、本作の主役はシュワではなく、シュワ自体ラスト30分しか出てきません!!

世界最強・正体不明の殺し屋:ガンサー。新進気鋭のブレイク(主人公)は、そんな彼を暗殺しNo.1の座を手に入れる、と同時に証拠としてそのドキュメンタリーを作るべく、暗殺者チームを結成。作戦会議を始めるが、何者かの手によってブレイクの元相棒が殺害される…。

このガンサーを演じるのが、烏帽子ヘアー、もしくはソフトクリームヘアーのシュワ。こんなストーリーなのにジャンルはコメディ。そもそもシュワがガンサーを暗殺するかのようなジャケ詐欺になってるし、髪型も似合ってないしでいい加減にしろ。笑

しかし、このレビューを書いている日の平均スコア:2.8は低いんじゃないの?と首を傾げるぐらいには面白いと思う。本作はドキュメンタリー制作のていでPOV作品となっていますが、シュワパートになるや否や、シュワ家の過激なホームビデオみたいになるのなんて微笑ましい限り笑

カジュアルなシュワ、おどけるシュワ、ニコニコなシュワと、主演作の興行不振が続き何か吹っ切れたようにさえ感じられるセルフ・シュワ祭が開催される。それゆえ30分しか出てないとはいえ最終的には「それなりにシュワだったな。」と思えるはず。

対する殺し屋軍団も、ロボットアーム男や毒蛇使い、東欧の過激派親子に脳筋系双子など、バラエティに富んだ “へっぽこ揃い”。加えて、それなりの予算で作られてるであろう爆発と、テンポの良く殺られていく姿から、疲れた時の箸休め作品ぐらいにはなってるかと思います。たまたま深夜にやってたら楽しめる感じの。