ホイットモア大統領

マンハントのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

マンハント(2018年製作の映画)
4.3
OP、港を歩くチャン・ハンユー。
バックで流れるは演歌。
入ったスナックでママとわけわからん話をし、店を後にしたのも束の間、後から来たヤクザ vs. ママ&ジョン・ウー娘連合の銃撃戦。

開始10分で"カオス度"はお腹いっぱいですよー!

そして、輪をかけるように酷いのが編集。
矢継ぎ早、かつブツ切りで、素人が行ったんじゃないかと思うほど。

それでも我慢して観ていると、

日本語、英語、中国語が入り乱れ、
わざわざ鳩小屋にぶつかりにいくカーチェイスに、
その映像が撮りたかっただけだよね!?というモーターボートチェイスが、ここ日本で繰り広げられる。

これらを経て、次第に身体がこの"ウー・ワールド"に順応していき、中盤の籠城戦を前に俺のATフィールドは崩壊。
俺が観たかったアクションをサービス過剰に叩きつけてくるウー先生にひれ伏したのだった…。

さらに!倉田保昭のコンクリートをブチ破るカラテ・アクションまで観れるし、
ハンユーよりキレキレのアクションを見せる福山は、弾丸も当たらず、まるで『コマンドー』のようだ!!

2018年3月17日時点で、Filmarksでは3.0点となっているが、時間が経つにつれ俺の中の評価が上がり、俺が褒めなきゃ誰が褒める!?と思い立ってのこの点数。
個人的にはJ.ウー版『怒りのデス・ロード』。