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22年目の告白 私が殺人犯ですのkazuかずのレビュー・感想・評価

4.1
韓国映画『殺人の告白』を日本の世相を背景に日本仕様にローカライズリメイクした作品ですね。リメイクするということは、オリジナルが非常に優れてるか大ヒットしたということなんでしょうが、韓国版オリジナルは一級のエンタメ要素を含んだ秀作クライムスリラーです。今回のリメイクは、殺人犯が告白本を出すというバックボーンは同一ながら、ストーリーや人間関係はオリジナルな要素をふんだんに取り入れていおり、なかなか見応えがありました。

韓国イケメンのパク・シフが演じた時効で表舞台に出てきた殺人犯を藤原竜也が演じてます。映画の焦点は、何故時効後に殺人を告白したのか?真犯人は?様々な謎がクライマックスにかけて暴かれて行きます。主演の刑事役は、伊藤英明。韓国版は、『トンマッコルへようこそ』のチョン・ジョエン。

邦画版はひたすらシリアス、重厚路線。どちらかというとドラマチックな要素に焦点を当ててました。かたや、韓国版は壮絶アクションにコメディ要素をふんだんに使った韓国独特のハラハラドキドキにも焦点を当てています。

オリジナルが100としたら今回のリメイクは85ぐらいの出来でしょうか。それでも十分な秀作です。予備知識無しで観たら、さらに面白いと思います。自分はオリジナル前提で見たので、やはり邦画の作りやな〜というのが正直な感想ですね。韓国版が優れているのは、殺人を告白した犯人が人気を博すものの恨みをかった人々に狙われて、数々の修羅場を踏んで重傷を負わされるところ。藤原竜也ももっとボロボロになるべきでしたね〜。

ちなみに、韓国版には、金八先生モノマネのお笑い芸人 永野と たんぽぽ 川村によく似た俳優が出てきて、見るたびに笑いが込み上げてきます(〃ω〃)
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