群青

22年目の告白 私が殺人犯ですの群青のレビュー・感想・評価

3.3
2017年劇場鑑賞映画26作目。


藤原竜也があまりにも藤原竜也していたので鑑賞。やっぱり藤原竜也は藤原竜也だった笑


時効になってしまった事件の犯人が今になって告白。さらには被害者の感情を抉るようにその名前でお金稼ぎをする藤原竜也の映画。

今まで培った加害者(デスノート・藁の楯)や被害者(カイジ・インシテミル)での演技を存分に活かし、どちらの視点でも説得力のある存在感を放っておりました。
白眉は最初にメディアの前に姿を現した時。どこかの“ともだち”みたいだった笑

話運びは藤原竜也と彼を追っていた刑事(伊藤英明)を中心に進んで行く。真実を白日のもとに晒すべくメディア(仲村トオル)も加わっての公開生討論のシーンは緊張感と共に駄目だコイツ(藤原竜也)…早くなんとかしないと…と思わざるを得なくてグイグイ引き込まれた。

特筆すべきは安易ではないこと。
安っぽい脚本ではなく見せ方や音の使い方がしっかりしていて腰を据えて観れた。オープニングなんかは洋画みたいだったし。

それにしても藤原竜也という俳優はとても素晴らしい。こんなに魅力に感じる日本人の俳優はいません。個人的に笑
そういえばいつどのタイミングで僕がキラだっていうかと思ったけどそんなことは全然なく、かといってゔあ"あ"あ"あ"あ"あ"!!って言う事もなかった笑

藤原竜也の陰に隠れがちかもしれないが追う側の伊藤英明も十分よかった。フィルモグラフィーでは悪の教典くらいしか観てなかったけど。

そうそう。個人的には藤原竜也をプロデュースする出版社のスタッフが松本まりかですごく嬉しかった!
この人あんまり知ってる人はいないかもしれないがFF10のリュックの声をやっており、当時のプレイヤーとしては久しぶり!と思った。どうやら舞台などで頑張っているそうな。端正な顔立ちなのでこれをきっかけに人気になってほしいなぁ。

ネタバレになるから詳しく書けないけどもストーリーがなかなか面白い。かといって観にくさは全くなくむしろストレスフリーで観れると思うので、気軽にレンタルをお勧めできる作品。
群青

群青