Oto

ギフト 僕がきみに残せるもののOtoのレビュー・感想・評価

4.2
普段フィクションばかり観てるけど、奥さんの涙もGleasonの叫びも家族の何気ない会話にも、演技では作れない重みがある。祖父のデリカシーのなさも絶妙...笑。そもそもこの作品が作られた自体が物凄い。
数え切れないくらい名場面があったけど、出産、息子の初しゃべり、終盤の夫婦の会話はさすがにうるっときた。選曲もgood

自分が大病を患ったのに子供や啓蒙のことを一番に考えるなんて絶対自分にはできないし、体が弱っても会話のユーモアは忘れないのも凄く尊敬する。奥さんも本当にincredible。ホーキング博士が先日亡くなったけどGleasonにも長生きしてほしいし、健康に暮らせていることに感謝して毎日生きないとな〜、福祉工学素晴らしいな〜人の役に立つ研究しないとな〜と思った。

ALS(95%が治療を拒否している)とか信仰の問題とか考えさせられることは色々あるんだけど、「父と子」をテーマとしてまとまっているのも美しくて、点数つけるのもおこがましく感じる。
Oto

Oto