なんでこれ馬とのロードムービーという宣伝をされていたのか…馬との旅はほんの少しだけ。
脚が悪くて売却されてしまう競走馬、両親を亡くして施設に送られてしまいそうな少年。
誰にも必要とされない馬と自分を重ねてしまって、一緒に自分のことを求めてる人を探しに行くつらい話だった。
馬に寄り添ってあげることで、自分のことを励ましてるように見えた。
でも金もアテもない。所詮馬は馬で、助けてあげたと思っていたけど馬にとってはそうじゃなく、自分の軽率な行動で最悪な結末を迎える。
少年にとって、自分のことを誰一人とて知らない場所なんて何者でもなくなってしまう。だから探し求める。
そして一気に溢れ出た感情にどうしようもなく胸が痛くなった。やっぱ16歳の少年なんだって。
