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はらはらなのか。のtetsuのレビュー・感想・評価

はらはらなのか。(2017年製作の映画)
5.0
「いいにおいのする映画」を予習して友達と鑑賞!!

今回はダークファンタジーミュージカル!笑笑
ミュージカルはもともと好きだったので、前作より数倍楽しめた!!
日本のミュージカル(それもほぼオリジナル脚本)となると、とたんに安っぽくなる傾向があるが、全体的に役者の歌が上手いのも幸いして、あまり違和感を感じなかったのがとても良かった!

前作と比べても、コメディ要素が増えていたり、映像の面でも音楽の面でも、より多くの人が楽しめる作品になっていた!
(特にvampilliaのミッチーさんが安定の面白さ...。笑笑)

思春期の子役少女が主人公なのだが、
「ピンクとグレー」を鑑賞した直後だったので、役者という仕事の理想と現実のギャップが起こす悲劇は共通点を感じた。
また、思春期の心の移り変わりというテーマに関しても、「ライチ光クラブ」と被るところがあり、あちらはグロを直接的に表現していたのに対し、こちらは人間のグロテスクな面を映像的比喩にして表現しており(ある意味で、男性監督と女性監督の違いともいえる)、断然こっちのほうが自分のタイプだった。

ただ、先ほども言及したがグロテスクな面などがあるために、個人的な好みで全面的に肯定ができない。笑笑
それは、主役少女の絶妙にませているところの怖さだったり(女性には、彼女のしたたかさは普通に感じる、もしくは、格好よく感じるかもしれないが。笑笑)、恐い大人(赤ずきんで言うところのオオカミ)の登場などが挙げられるが、特に男性に関しての描き方が(監督は男性嫌いなのかと思うくらい)シビアで、男性の自分としては、少し苦しかった...。笑

とはいえ、今の僕たちが知っているおとぎ話も、元々はエログロだったと思うとこれはこれで正しいのかも...。笑

というわけで、鑑賞後、酒井麻衣監督のトークショーがあったのですが、監督いわく、ファンタジーという世界観で現実の比喩を表しているとのことなので、そこを考えながら観るとより楽しめると思います!

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この先2回目の感想です!笑笑
(読みたい人だけ、読んでください!笑笑)

追記:
2週間程あけて、兄と2回目の鑑賞!!
2回目って大概つまらないんですが、
今回は、むしろ1回目より楽しめました!!笑笑
最初は、監督の男性嫌い説を提唱していましたが、改めて観ると、登場する男性キャラクターも千差万別だし、男性嫌いというよりは、男性に頼らず自分の力だけで頑張りたいという女性の強い意思を感じ取れました!
特に、生徒会長が"誰かのモノになった女の子と誰のモノでもない女の子"について語るシーンはある種、監督のポリシーを表現していたとも...。
そして"いい嘘、悪い嘘"というテーマは映画や舞台という虚構そのものの見方を変えてくれるもので、今まで観た映画の中でもこんな映画はなかったので、再評価したくなりました!!
(一緒に行った兄が号泣してたのも少なからず、影響しています。笑笑)

というわけで、☆4.5→☆5.0に変更です!!!

(6/9再鑑賞→6/11追記)



2017/12/23追記
本日、今年公開された映画の一番を決める毎日映画コンクールの一般投票枠"TSUTAYA × Filmarks 映画ファン賞" に今作を投票させて頂きました!
小規模公開で、実際の大賞は洋画なら「LALALAND」か「美女と野獣」、邦画なら「帝一の国」がとるような気もしますがw、個人的には今年公開作品ベストの出来でしたので、少しでも興味を持った方は、是非、観ていただきたいです!

参考

第72回毎日映画コンクール - 毎日新聞
https://mainichi.jp/mfa/

あなたの投票で決まる2017年ベスト映画!「TSUTAYA×Filmarks 映画ファン賞2017」投票受付中《抽選でTポイント1000ptプレゼント》
http://filmaga.filmarks.com/articles/1521/