どーもキューブ

新感染 ファイナル・エクスプレスのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ヨンサンホの新感染列車釜山行き



ツイン配給
監督脚本ヨンサンホ。



全くのノーマーク作品。
ツィッターの予告
レビュー

私のジャッキーチェン作品、カンフー作品をDVD化してくれた「Twin」レーベルさんのツイートから行ってみよう、久々に予備知識入れずの韓国作品。

劇場で韓国映画見るのはじめてでした。「シュリ」から何年たったろ!?

なんだか感染系ゾンビっぽい。電車パニック!

そんな程度の事前情報。

沢山のお客様とみてきました(ポイカー割り使用)



ぎゃあ!まさかラスト涙ぐんじゃったよ!ホラーで。

鑑賞後は、まるで在りし日の80年代夏休みホラーのテイストの感じ。

デートに持ってこいの残暑映画でした!4DXでも上映してた!若人よぜひ!

切り株なし
スプラッシュ有り
ハード肉弾連弾発
ラストまで緊張感素晴らしかった。


なにやらひと盛り上がりありそうな冒頭の静かな不一致家族。

それはある電車「釜山行き(原題)」からはじまる。

まあ緊張がいきなり
コリコリと音をたてて激変
感染源は曖昧ですが、
ゾンビめいた感染者が出てからの
追い込み方が強烈だ!必見。

「アイアムアヒーロー」のDQNとは、また違うゾンビ感。漫画家花沢先生も本作太鼓判コメントあり。

とにかく
白目から
血のめぐり茶褐色化
変身速攻
からのおぉぉ
それから
うげぇげえ
噛みつき超はやあっ!

この感染者たちのまるで「痰絡み咳」のような
ガアッーぺっ!のような
鳴き声がとても韓国らしくて面白かった。

まあまあ素晴らしい導入からの
中盤以降ラストまで
怒涛のスピード新幹線大爆破ばりのパニックぶり。

感染者の妙なくせや細かい特徴必見!ここらへんのディティールの細かさも良かった。光とか音とか。

死者の蘇りであるゾンビじゃない点だ。
ザックスナイダーの「ドーンオブザデッド」系の襲いを

しつこく辛みチヂミにして
コツジャン仕様大量大群パンデミックでがんがん攻めてくる。

調べるとカンヌのミッドナイト部門に選出!
イーライロスから
スティーブンキングから
絶賛コメントの嵐。

もう!ハリウッドリメイク決定と恐ろしいほどの鳴り物スマッシュありで納得!

主演は
DVDのジャケでみたことあった「トガニ」の方。

コンュの訳あり父ディーラー。どこか大沢たかおと中村雅俊と東出昌大をミックスしたような顔。次第に父顔になり我々をひっぱる。

娘っこにキムスアン、えー完全に感動涙ポイント役でありますが、やられました。キムちゃんに、必見。

私のお気に入りマドンソクのタックル常套の力強い夫必見!このドンソク兄貴の歩みにもジーンときていた。

高島彩アナ似のチョンユミ妊婦さん。この妊婦キャラは、確実にロメロからきていますよね。

ロメロ「ゾンビ」から
スナイダーの「ドーンオブザデッド」経由。そして韓国2017年の本作にしっかり受け継がれていきます。
ジョージAロメロの影響、監督のヨンサンホ言及あり。元々アニメ出身からの実写デビューが本作という素晴らしいスマッシュデビュー!

まあね。乗る乗るかさなるかさなる
とびおりる
ジャンプする
ぶちあたる
凄いなあ、2017ゾンビ具合。
「ウォーキングデッド」の役割も大きいんかなあ。

列車物のセオリー
閉鎖性をホラーの基本要素にすえ、さらに
韓国映画のある意味素晴らしいしつこさのある

感染者の束にかかる恐怖
細かいバトルの演出
人間同士のドラマ、助け合い、裏切り

このミックスの仕方が抜群だった!

韓国映画界の素晴らしい舞台装置、100人以上のCG職人、特殊メイクに頭が下がった。
日本映画もがんばっ!!!

ゾンビ(感染者)のカクカクダンスも振付師がいたらしくびっくり!

ラストまで素晴らしいゾンビ系エクスプレス大列車パンデミック物語を

肩肘はりながら
心地よく楽しんだ!

ラストの味わいも韓国らしくて良かったなあ。日本だとあんな感じ、企画会議で駄目だしされそう。必見!


韓国からも素晴らしい
ゾンビホラーいや
パンデミックホラーの誕生を喜びたいと思います(パチパチパチ)



さて
ヨンサンホの
カムサムハムニダパンデ列車釜山ゆき

感染開始でございまーす!


ホラーファン!
ぜひご乗車ください!

追記
ヨンサンホ監督の本作の前日檀のアニメ作品も公開されるそうです!

追記Ⅱ
やっぱり韓国独自のぴったりひっつき、しっかり喧嘩反目し合い、突破していく感じがうまくミックスしてたなあ。日本映画だとこうなるのかなあなんて考えた。

ゾンビ総帥ロメロも喜んでいることでしょうね。

追伸
2017年劇場ベストに入るなあ本作!よかった!2017年後半戦、洋画盛り返してきましたねえ。洋画ベストテン選ぶの意外に大変になってくるかもなあ。
本日興奮冷めないうちにブログ投稿

フィルマ版加筆執筆
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