東京国際映画祭学生応援団

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だの東京国際映画祭学生応援団のレビュー・感想・評価

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【ここが東京】
ぼくは、夜遅くの飲み会終わりに家まで寂しくトボトボ歩く帰り道が好きです。晴れていて星が見えて、途中まで隣に誰かいればなおさらです。わかってくれる人いますか。

この映画はそんな気分を108分も味わせてくれます。
2020年東京オリンピックを前にして空を食うようにびっしりビルが湧く。消費税もいつの間にか10%になり、どんどん変わって行ってしまう「東京」。 生きづらいと感じている人もいるでしょう。

でも、大体の若者がそんなもどかしい感情を抱えています。
東京の夜空には星が無くとも、他に違う何かが散らばっています。この映画を観たら、その何かが見つかるはず、もう少しだけ、くそったれな「東京」で頑張れるはず。

劇中何度も何度も流れるストリートミュージシャンの下手くそな唄。「がんばれ♪がんばれ♪」うるさい!今は頑張るときでは無く、世の中に怒るとき、一人の若者は思います。 「東京」にもがき苦しむ若者に是非見て頂きたい最高の一本、
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」です。