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ドリームのkazuかずのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
4.7
1960年代アメリカ。人種差別が根強くはびこる時代に、NASAの裏方として働き偉業に貢献した『知られざる女性』3人を描いたフィクション。

当時のNASAは、人類初の有人宇宙飛行をソ連と競っており、宇宙飛行士ジョン・グレンの地球周回軌道飛行を成功させるべく緻密な計算を必要とする国家プロジェクトを推進していた。

幼き頃から数学に天才的な能力を発揮してきたキャサリン、IBMコンピュータに目をつけFORTLAN言語に未来を見出すドロシー、エンジニアとして宇宙船の欠陥を指摘するメアリー。

トイレの場所が遠く離れた場所にありコーヒーポットも分けられる。彼女らが黒人であるがために受けてきた幾多の差別。彼女ら自身の努力と実力が実り、信頼を得て、道を切り開いていく過程が素晴らしい。

努力に勝る天才なし!生まれついての天才という例外もありますが、この映画を見れば、自分の仕事に誇りを持ち、さぁやってやるぞ!とモチベーションを上げてくれる作品ではないでしょうか。

オクタビア・スペンサーをはじめ主演女優3人の演歌はもちろん素晴らしいですが、特別室の上司を演じたケビン・コスナーがとくに素晴らしい!往年のスター復活の貫禄に感慨深いものがありました。

今年を代表する一作!一見の価値ありです( ^ω^ )
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