ヤマト

アシュラのヤマトのレビュー・感想・評価

アシュラ(2016年製作の映画)
4.5
アジア映画連続観賞、5作品目はこちらの作品。
《アシュラ》

ヤバい
とにかくヤバい
狂気に満ちた作品です。

【チョン・ウソン】演じる刑事のハン・ドギョンは、【ファン・ジョンミン】演じる犯罪に手を染めまくってる悪党市長のパク・ソンべの悪事の後始末を対価に金を受け取っている汚職警官。
まぁとにかくこの2人がヤバい!

まずは【ファン・ジョンミン】の存在感半端ないです。
イカれ具合がヤバい。
一つ一つの発言やジェスチャーに凄みがあります。
まじこんな悪党市長いたら大変(笑)

【チョン・ウソン】はクライマックスシーンの全力の狂気がとにかく迫力あります。
特にコップを食べるシーンは狂気に満ち溢れてます。
でも気になったのがこのコップを食べるシーン。
なーんか最近、他の作品?(漫画かなー?)で似たようなものを観たことある気がするんだけど思い出せない。
この作品、ヤバすぎで2回続けて観たけど、そこだけ唯一のモヤッとポイント(笑)
日本だったら【西島秀俊】さんがやると似合いそうだなーって思いながら観ていました。
《タブル・フェイス》の時の【西島】さんに重なるものがあったので。

次に印象的だったのがドギョンを実の兄のように慕っている後輩の刑事ムン・ソンモを演じる【チュ・ジフン】。
初めて一線を超えたあとの彼は[ダークサイド]に落ちたと思ったね(笑)
代わりようが[アナキン・スカイウォーカー]です。
師弟対決なんか正しく《スター・ウォーズ エピソード3》のクライマックスシーンだもん(笑)
戦うシーンは似てないですが、感情を重ねて観てました(笑)
『兄貴(お前)が悪い!!』ってところが特に!(笑)
【ヘイデン・クリステンセン】の声優もやってる【浪川大輔】さんだから尚更そう感じるんだけどね(笑)

まぁとにかく存在感のあるキャスト。
グログロの狂気に満ち溢れた描写。
自業自得だけど、悪党市長とムカつく検事(【クァク・ドウォン】演じるキム・チャイン)の究極の板挟みにあってしまうなーんか可哀想なドギョン。

面白かった。
ただ描写はかなりキツいので、そーゆー作品も大丈夫な人にオススメの作品です。
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