ゆーさく

君の名前で僕を呼んでのゆーさくのネタバレレビュー・内容・結末

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

若さはじけるバイセクシャル二人の恋。80年代イタリアの夏。


主役の二人が全然ちゃんと服着いひんのが見所。
家でも外でも大体パン一か、そこにうっすいシャツ羽織ってるかのどっちか。

パンツ丸出しのままチャリ乗って外出するのは、さすがにどうかと思ったけど、服を脱がす手間が省けて、すぐにおっ始められるから、彼ら的にはメリットなのかも知れん。

道端、草原、路地裏、ところ構わずイチャつく二人の姿は、ヘテロセクシャルの俺には若干引いてしまうものがある。

でもまぁ、それも若さが成せる技やな、って思うとなんか羨ましい気持ちにはなった。
ひょっとしたら10代20代でチャラチャラ遊んでた奴なら「あぁーそうなっちゃう気持ち分かるわぁ…!」って共感するかも知れん。


いやでも…桃TENGAのくだりは普通にドン引きしたけどな。普通に汚ねぇし、桃の汁なんか絶対股間ネタネタになるやろ…せめてやった後洗えよ。ほんで、そんな桃を枕元に放置するな。。


エリオとオリヴァーの蜜月は、あまりに短かったわけやけど、それは最初から決まってたことだし、二人ともそれは折り込み済みで、だからこそあんだけ燃え上がったとも言えるわけで。

ああいう、自分の体と心の中身を全部あげたい!ってくらいの勢いの恋は、若いうちのほんの短い間しか出来ないんだろうね。


そんなドラマがあってからの、ラストの親父がカミングアウトするくだりのセリフはマジで名言やと思う。
でも10代にこそ聞いて欲しいセリフやのに、この映画絶対10代は観に来んからなぁ、なんか歯がゆいわぁ。。。


エンドロールの、暖炉を見つめるエリオの表情をひたすら長回しで撮る演出はなかなかスゴいと思った。
エリオの表情ずっと見てしまう。


…ただそのシーン中、ずっとエリオに小バエたかってたのがメッチャ気になったけど。何?あれ、なんなん。

ハエたかってるけど、主人公の子があまりに良い演技するから監督も止められへんかったんか?
ゆーさく

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