ザ・ヨーロッパって感じの雰囲気の良い映画。
映し出される場所や景色が綺麗で、湖とか恋を育むロケーションが最高過ぎる。
主人公のエリオもオリヴァーも彫刻の美術品の様な美男子で美しいロケーションに美しい2人がとても映えて素敵な作品でした。
ただ最近LGBTQに理解を深める作品が多いけれど、これと言った目新しさは無い印象でした。
美しい背景に美しい2人に美しいラブシーン、心の美しい両親と全てにおいて見せられるものが美しく淡々としている。
ラストは切ない終わり方でしたがこれといってメッセージ性は感じられず、あえてBLを題材にしたこの作品が意図しているものも私には汲み取れなかったです。
ラストのエリオの儚い表情には魅せられましたが、特別だけれど所詮一夏の体験だったんだなって。
終始淡々とした感じでいつのまにか恋が始まっていたのと、エリオは女の子とも関係を持っていたのでそこがイマイチ感情移入出来無かった理由かもしれません。
できれば2人が惹かれ合った経緯をもっと分かりやすく示したシーンとかあるとありがたかったです。
好きになるのに理由は無いってこうゆう事なんでしょうけれどね。