ごくごくふつーのっ！の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

撮影の技術的クオリティーはしっかりしていて男子生徒二人の演技は良い。しかし、脚本が良くない。主演俳優の顔の撮り方もどうも悪意があり、作り手の根底にある悪意を隠し切れていない。

僕はこういうの好き。

「ゲイの苦悩」と捉えてる人多いけど、登場人物が「ゲイだから」報われてないわけじゃない。
好きな人から好かれないのは、みんなの苦悩。ゲイだから特別じゃない。

僕はそう観ました。

ゲイであることを隠すクローゼットの担任に男性が好きなことを告白する男子生徒。映画のクオリティとしては最悪だし内容もテンプレだけどなぜか面白いと感じるところもある。

なんか、少し微笑んで見守る先生の顔が、最後のほうでは仏様みたいだった。タイトルがいい。

最初にホモ(笑)って笑ってた人達が見終わった後にホモ側の苦悩やらなんやらを理解してて、笑ってごめんなさいってなる感じ、良い話、そんで面白いんだから。なんだあの画面の色！