良かったとこ1 ジェシカ・チャステインとググ・バサ=ローの掛け合い
全般的に仰々しい言い回しが多い中で、この二人のシーンは、キャラクターどうしの対比が明確で、ドラマ性が高かった
良かったとこ2 とりあえず飽きない
映画というよりは、TVドラマのスピード感でテンポ良く進むので、飽きずに観られた。
ダメだったとこ1 脚本のナイーブさ
前半は、専門的に見える言葉を早口でやり取りする会話が続くけど、この手の会話劇の本家アーロン・ソーキンに比べると、台詞の仰々しさに力みが見られる一方で、キャラクターはステレオタイプか書き込み不足かのどちらかしかいない。
後半は会話のスピードが落ちる代わりに、プロットの荒唐無稽さが増してくる。
脚本家デビュー作として割り引いて見ないと、稚拙さの方が気になった。
ダメだったとこ2 わざとらしいカメラワーク
伏線になるところでやたらとカットを切り替えたりして、ここが伏線ですよと分かりやすく示すので、とてもわざとらしかった。