「あれは、ただの死体だ」
そう言って、ただの死体だったなら怪談は成立しません。
凄惨な殺人現場の地下から見つかった傷一つない女性の死体。謎を解明しようと、解剖医の親子が身元不明（ジェーン・ドウ）の死体を調べるお話。
どんでん返しミステリの傑作『ロスト・ボディ』を思わせるあらすじに、勝手にミステリ映画だと思って見たら、ジャンルが違ってた……。
最初の心構えを間違えたせいか、解剖室を舞台に繰り出される数々のびっくり描写に集中できなかった。
でも、それを差し引いても、
死体の謎だったり、
親子に襲いかかる脅威だったりは、
この手の映画としては普通かな？
時間も短いので、手軽にホラー映画見たいという人にはオススメかも。
ただ、
解剖描写をリアルに描いてるので、なかなかグロロな映像が出てくる。ホラー耐性あっても、人体損壊耐性のない人は注意が必要かも。
肋骨をポキッと折る音が、やけに生々しかった。
