じょにー

アンダー・ザ・シルバーレイクのじょにーのレビュー・感想・評価

1.9
序盤に、絶対このためだけにアンドリュー・ガーフィールド起用したやろっていうシーンがあって、最高にニヤけた。
そしてそこがピークで、あとはほとんどひとつもおもしろくなかった。自分でもびっくりした。
映画館で予告を見て絶対観に行こうと決めたのに。陰謀論、暗号、街の秘密、オタク主人公と攫われた彼女、100点満点だったのに。
完全に“顧客が本当に必要だったもの”案件でしょ。こんなにスコア高いのが不思議なくらい。
そいでもって終盤からはトリック劇場版が始まったかと思った。風景のチャチさや間の取り方が完全にラストステージのそれだった。笑

色んな方のレビューを読んでやりたかった・言いたかったことはなんとなく理解した。たしかにおもしろい。現に今レビューを書きながら伏線回収しまくってる。あれ?やっぱおもしろかったかもと思い始めてる。優柔不断かよちくしょう。
でも、どんなに裏設定が練られて観客があーだこーだ言って楽しめたとしても、あくまで映画そのものを受け取って良かったと思えなければ意味がない。というのが個人的な考えです。というか意地。
おもしろいかもしれないという事実を踏まえてこの点数にしておきます。

意味ありげで情報過多なセリフや演出のほとんどに意味がなかったり、オマージュが多くて深くまで理解できなかったりした。
でもここは“そう”やなっていう「っぽさ」は雰囲気で伝わるから、もう少し物語の本筋へ橋渡ししてほしかった。

そして中盤でフィアンセを紹介してきた女の人が誰だったかまったく思い出せないのでどなたか教えてください、、、。
洋画あるあるの顔面記憶喪失問題ですが、本作は特に化粧も衣装もコロコロ変わるし情報量の洪水だったからストレス溜まりんでした。
じょにー

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