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太陽の塔のQvQのレビュー・感想・評価

太陽の塔(2018年製作の映画)
3.7
面白かったか面白くなかったかで言えば、それなりに面白かったです。
岡本太郎はもともとなんとなく好き。ここで語られる岡本太郎の人物像とか物凄く難解な考え方とかに比べると、かなり薄っぺらくて言いづらいけど。

いろんな人がいっぱい喋ってます。それをいちいちちゃんと理解しようとするとめっちゃ疲れる。だけど、まあ各自「岡本太郎」はこういう感じだったんじゃないかといろんな角度で喋っているので、その中には、ああ、そうかそこはすごく共感できる、ってことも多々ありました。

「原始」に何かを感じていたとか、アイヌや沖縄への興味とか、南方熊楠との共通点、曼陀羅と太陽の塔について、など、そういうくだりは興味深かった。

正直この頃いろんな大きな災害やコロナ禍などが立て続けにあって、なんか平和ボケしてポケーっと生きてるわけにもいかないんだなと感じることが多くて、そういう不安をもっとみんながただ恐怖とかじゃなく、正しく感じて前を向くにはどうしたらいいだろうと考えたりすることがある。

そういうこと考えるヒントは貰えたような気持ちがしました。
岡本太郎をもっと知って、自分なりに今を生きるために何ができるか、そういうことに繋げてみたいなと思ったりしました。
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