太陽の塔の作品情報・感想・評価

太陽の塔2018年製作の映画)

上映日:2018年09月29日

製作国:

上映時間:112分

あらすじ

「太陽の塔」に投稿された感想・評価

正直言って、岡本太郎は好きではなかった。
あの渋谷の「明日の神話」も気持ち悪いし
なぜあんなものをでーんと飾っているのか
どうせならもっと綺麗で気持ち良いものを飾ればいいのに、と思っていた。
キッカケが無ければ絶対興味なく観なかった映画。

感想、

観て、観られて、観させてもらって良かった。

クリエイターやアーティストの人
いやむしろ日本人全員観ておいた方がいい内容
かつちゃんと知っておいた方がいい芸術家だ。
私は岡本太郎に対して食わず嫌いだったようだ。
(作風は置いておくにしろ彼の思想や行動力、そして自分の疑問や世の中に起きている出来事に対してとても誠実に投げかける様はとても共感することが多かった)
そしてなによりインタビュー形式で出演する著名人や学者のおじさま達が、惚れてしまいそうなくらい面白くてみんなかっこいい、いや、そこはあえて、カッケェ。
真剣に、真摯に向き合い考え、それが好きで楽しんでいる人というのは本当に格好良く素敵だ。
特にあの声質の良いおじさま、とシャツのおじさま、気になるわぁ〜
そんな方々に語られている岡本太郎とは。
個人的には母親と奥様の話をもっと聞きたかった!
(縛られてた件とか、ツッコミどころ満載)

しかし色々濃厚でぎゅっと濃縮しているため脳が疲労し刺激されるエキスのような映画だ。

人間とは、生きることとは、繋がりとは

アイヌやチベットや哲学など好みすぎるので
ウハウハワクワク。
あー語らい合いたい。
エッセンスの効果ありすぎだ。
音楽も、いい。
AnriKimura

AnriKimuraの感想・評価

3.5
思ったより小難しい話が多かったけど、映像やデザインのブランディングがかっこよかった!
mononcle

mononcleの感想・評価

3.0
喋り過ぎです。
インタビュー集にしたかったのか?映画にしたかったのか?頭でっかちの伯父さまたちが次から次へと現れては語るなか、菅原小春が渋谷駅の<明日の神話>を背景に背負いながら踊る姿がなにより雄弁である。岡本太郎も天上から伯父さま方の雄弁さに苦笑しているのではないだろうか。
太陽の塔の生まれた背景や岡本太郎の思い、その後の日本に存在意義を示す太陽の塔の役割の解釈など、解説など一切なく、ほんの一部岡本太郎の音声などを入れつつもほぼ全編インタビューによる構成。つくりが斬新で、他人の言葉を借りて訴えたいものが前面に出ていた。だからこそ、この映画には片面の考えではないなにかがしっかりと語られるべきではないか?と思ったのは事実。確かに監督の思いで考えを演者やインタビューを受けたものに語らせてもよいのかもしれない。しかし、そこはあえて様々な考えに触れて太陽の塔や岡本太郎を語ってもよかったのではないだろうか。
タローと太陽の塔が好きだから観てきましたよ。

ある程度タローや太陽の塔に予備知識的なものが必要な映画かな(○_○)ちょうど観に行った回が字幕つきの上映だったので良かったけど、太陽の塔の事を1から教えてくれる映画と思うとついていけないと思うよ。
観ながらキューブリック監督の『シャイニング』を色んな人が語る『ROOM237』ってドキュメンタリー映画を思い出しました。
エリー

エリーの感想・評価

4.5
面白かった。
太陽の塔が、岡本太郎がこんなテーマにまで行き着くなんて想像もしてなかった。
人間のよりよい生き方ってなんだろ
pmpg

pmpgの感想・評価

4.6
突飛に聞こえる話も全て太陽の塔 そして岡本太郎に繋がる重要な話の一つだった

でもダンサー要る!?
せっ

せっの感想・評価

3.5

所々、太陽の塔関係なくね?.
いや、題名が太陽の塔なんだから太陽の塔のことを2時間やってくれると思うじゃん?政治的映画だって聞いてないよ私は(笑).
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最初らへんの大阪万博から太陽の塔についての説明までは良かった。そっから岡本太郎のことについて原発のことに繋げたのもまぁ面白かった。
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その後だよ、熊なんとかさんの話出てきた瞬間もう興味が薄れた。ついでにトイレも行きたくなってお腹も空いてきて睡魔も襲って、、終わった頃にはこの映画結局なんだったっけ??状態。
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まぁ余談ですが、大阪万博の時はまだ生まれてなかったですが、愛・地球博の時は家の近くだったこともあってほぼ毎日行ってたから、今度は愛・地球博についての映画を作って欲しいって思った(笑).
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小学生の時に見たあれはあんなメッセージがあったのか!なんて面白いじゃん?.
1970年、大阪万博。アジア初の万博とあって、とんでもないイベントやったと。
シンボルとなった太陽の塔は、今もまだ残っていて、しかも約半世紀ぶりに内部が公開されて。
この作品は、ただの万博ドキュメンタリーではないです。
難しいけど、分からんことが多いですが、非常に面白い。そんな感覚です。
インタビューが多く、だるいところはある(笑)ものの、しっかりしたドキュメンタリーです。
平成最後の年に、昭和の印象的な建造物の一つ、太陽の塔を掘り下げたのは、意義深いものだと思ってます。
大前提、今作に対してのレビュー(意見)は、完全に個人的見解です。

1970年、「人類の進歩と調和」というテーマを掲げて開催された大阪万博に、そのテーマとは似つかわしくない「太陽の塔」が建ち、それ以外は万博と共に消え去ったが、それだけは壊されずにまだ残り続けている。

あんな広い誰もが楽しめる公園の中に、なぜまだ(あんなものが)シンボルとなって残り続けるのか、そもそもなぜ岡本太郎は大阪万博で太陽の塔を創ったのか。
様々な分野の識者が、多方面から語っていき、ときにその創作の過程や大阪万博そのものなども映し出されていくドキュメンタリー作品。

若干とっちらかってはいたものの、「太陽の塔」と「岡本太郎」を、改めて色んな視点から考えることができ、自分にとっては鑑賞してよかったと思えた。
それぞれをもっと深掘りして知っていきたい。

やはり印象に残っているのは、岡本太郎が大阪万博に、あえて技術の発達を皮肉するような意味不明とも意味深ともとれる太陽の塔を建てた理由そのものである。
大阪万博のテーマである進歩と協調は、表面的に大衆に語られ表現されているだけに過ぎず、そもそも進歩と協調は反比例していっており、技術の進展により協調は育まれなくなっていて、進歩は衝突や議論から生まれるのに、技術の発展だけが進歩であると結論づけようとしている矛盾への違和感から建てられたものであったということ。

特にこの時代は技術が発展することにより、様々な公害や社会問題も起きていた時代。
そのような都合の悪い部分は大衆にはできるだけ見せないようにして、最新技術のすごさだけが正しいんだと、その弊害においては無視しようという国家の姿勢に対しての皮肉でもあった。

そんな矛盾に溢れた日本をよく思っていなかった岡本太郎は、人類の進歩と協調についての自分なりの答えをあの太陽の塔として表現した。

太平洋戦争犯してしまった誤ちを振り返ることもないまま、高度経済成長を迎えて、すぐに発展するからそのまま勘違いでここまで来た日本。
人としてどうあるか、個人としてどうあるか、を突き詰めるような形ではなく、管理体制により蔓延るヒエラルキーの中で、育ち生きていくことになるから、個性ややりたいこと、表現したいことが出てこない人たちがどんどんと生まれる国になった。
これが日本が同調圧力が強い国であると言われる所以である。

海外と日本で芸術を、アートだけでなく人類そのものの成り立ちまでもを学び、自身の表現の形に昇華していた岡本太郎。
それはほとんどの人が理解できないだろうし、理解できたとしたら本当は目を背けたくなるに違いない。
太陽の塔はその中でも特に説得力があり、妙に正しいから壊すことができないのではないか。

時代の中で、人類がどんな形で自身を表現しようとしていたかが、様々な形で伝えられていて、それは個としての表現は、管理体制によりだんだんとなくなってきていることに彼は危機感を感じていたように思えた。
それは未来にも必ず影響が出ると…どこまでも先を岡本太郎見据えていたんじゃないかと。

ここから原子力の話題に飛ぶのはやや唐突であると思ったが、今作はそんな断片の事実のことを伝えようとしているのではなく、それぞれの中で管理されているものの一人として裏の隠されている事実に無頓着に生きる国民を利用して、管理する側が嘘と隠蔽を重ねていくことへの危機感であると思った。
もっと本質を見ないといけないし、表現していかないといけない。

何気なくどこにもできるヒエラルキーが個性をなくして、考えずに従う人を作っているのであれば、やっぱり理想はそれぞれが独立、自立して考えて行動を起こせる世界。
そこで会社の中でも、ティール組織の考え方が生まれたのかな。

そのためには、それぞれが好きなこと、正しいと思うこと、やりたいと思うこと、熱くなれることに、もっと敏感になってそれを軸に生きていく。
結局それが大事なんじゃないかと。
意味は徐々に考えたらいい。
これは直感、いっときの感情に従ってみることから始まる。

芸術は自分を大衆に向けて表現すると覚悟したそのときから始まる。
これめっちゃ刺さった!

P.S.
鑑賞後、その足であべのハルカス美術館で開催されている「太陽の塔」の展覧会に行った。
ドキュメンタリー後やからこみ上げるものがあってとてもよかったなー。
岡本太郎の考え方と芸術の向き合い方にはとても感化される。
そして早く内部にも入りたい。予約埋まりすぎ!笑
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