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仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダーのtetsuのレビュー・感想・評価

4.5
「平成ジェネレーションズFINAL」の公開も近づいてきたということで、観賞!!

突如人類を襲い始めた"パックマンウイルス"
医者で仮面ライダーである
"宝生永夢"(仮面ライダーエグゼイド)
は、患者の命を救うため、原因究明に動き出す。
一方、その頃、
長い激闘を経て、平和な学生生活を送っていた
"天空寺タケル"(仮面ライダーゴースト)
も、この事態に遭遇、再び戦うことを決意する。
戦いの最中、共闘する二人の仮面ライダー、
しかし、強敵の力によって、タケルは変身能力を失ってしまう...。
そんな中、同じく変身能力を失った刑事兼仮面ライダー"泊進之介"(仮面ライダードライブ)による協力もあり、何とか黒幕"Dr.パックマン"の正体を掴んだ彼らは、再び戦いに挑む!
パワーアップした強敵、
明らかになる永夢の隠された真実、
ピンチに駆けつける二人の先輩ライダー、
そして、
"Dr.パックマン"との最終決戦。
果たして、彼らは、
悪の脅威から地球を守ることができるのか?

な~んだ、控え目に言って、
ただの神作でした。笑笑

子ども向けの特撮、
そう思っている方にこそ観ていただきたい!
これこそ、
日本の「アベンジャーズ」と言える作品で、
ぜひ日本もヒーロー物では負けていないことに誇りをもってほしい!
そんなことを思った私的仮面ライダー映画ベスト3に入る名作でした!

毎年恒例、2大ライダーが共闘する冬映画のパワーアップ版で、今作には仮面ライダーが10人以上登場します。笑笑
構成は、前半がこれまで同様、二大ライダーの共闘を描き、
後半が先輩ライダー達との共闘パートを描いているので、バランスの良い作りになっていたと思います!

特に良かったのが、キャラクターの描き方!
医者、学生、刑事、神、魔法使い、などなど(←こうやって見るとすごい個性。笑)、
それぞれのキャラクターが立場上、どんな行動をするのか、しっかり考えられており、終盤のアクションシーンでの戦い方も工夫して描けているので、ヒーロー共闘作品として、とても満足感のある展開でした!
(実際、僕は「...ドライブ」本編と「...エグゼイド」の序盤しか観ていませんでしたが、それぞれのキャラクターがたっているので、充分楽しめましたよ!)
ちなみに、
僕が大好きである"仮面ライダードライブ"はメインキャラクターではなく、登場シーンも少ないのですが、しっかりとキャラクターを描いてくれていたので、大満足でした!

また、
ゲストキャラとして、
パックマンが登場するのですが、
ポピュラーな丸型だけでなく、足と手が生えている人型も登場するという豪華仕様で、
「アベンジャーズ」の公開当時の宣伝文句

"日本よ、これが映画だ!"

を借りて、
ポンコツ宇宙人襲来映画に、

"「ピクセル」よ、これが映画だ!"

と言いたいですね。笑笑


そして、この作品の最も評価すべき点は、
"ヒーローとは何か?"
という、ある種、根本的な問いを描いた点でしょう。
彼ら、仮面ライダー達には、
大切な友人、患者、奥さんなどなど、
守るべき人がいて、それを守るために戦う!という明確な目的があるため、戦いはエモーショナルに感じられましたし、その分、ヒーロー映画としても完成度は高いと思いました!

というわけで、
変身するだけがヒーローではない、
生身のヒーローを描いた近年のハリウッドヒーロー映画のファンの方にも観てほしい!
そんな、仮面ライダー映画の傑作でした!!
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