みー

gifted/ギフテッドのみーのレビュー・感想・評価

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)
3.9
「ギフテッド」=「天才児」の幸せって…?

ストーリー。
フランク(クリス・エヴァンス)は、亡き姉が遺した7歳の姪っ子メアリー(マッケンナ・グレース)を育てていた。
メアリーは天才的な数学センスのある、いわゆる「ギフテッド」な子供。
それを知った祖母(フランクの母)は、メアリーに英才教育を施すために親権を取ろうとするが、フランクは「普通に」育てたい。
亡き姉の想い、そしてメアリーの運命は…?



誰が見てもメアリーとフランクの幸せを願わずにはいられない物語ですが、親の目線で鑑賞すると、祖母の気持ちも分からなくはない。
もし自分の子供にノーベル賞級の天才的な頭脳があったら、それを最大限に引き出したいと思うのは自然な事だと思うから。

ただ、先日観た『きっと、うまくいく』のように、親の期待の度が過ぎると愛情が置き去りになってしまう。しかも子供はとても敏感なのに、親はなかなか気づかない。
偉そうですが、母親としてはよく分かるというか…。

うちはギフテッドとは縁のない子供達ですが、なんとなーく始めたピアノも公文も、いつの間にか練習や宿題に力が入り、私は怒ってばかり…(;´д`)
毎日毎日、厳しすぎたな〜。締め付け過ぎたかな〜と、反省。
これ、母親あるあるだと思うんですよねぇ。

『グッド・ウィル・ハンティング』や、マイベストームービーの『僕と世界の方程式』のように、ギフテッド的なテーマの映画って色々ありますね。
でも結局行き着くところは共通して、「愛情」なんだよなぁ〜と。
そういう意味では安心して観られたのと同時に、良いとこどりで新鮮味には欠けたかな〜。フランクの頑なな態度にも、少し共感し難い所がありました。

…にしても、夕陽のシーンは素敵でした!台詞が奥深くて、映像も美しく…。忘れられないシーンとなりました。

そしてメアリー役の子、むっちゃくちゃ可愛いかったです♡今後が楽しみです♫
みー

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