ベルサイユ製麺

血闘のベルサイユ製麺のレビュー・感想・評価

血闘(2011年製作の映画)
3.2
『新しき世界』のパク・フンジョン‼︎‼︎
任侠+ブロマンスの『新しき世界』は多くの中毒者を産んだ罪深い作品でしたが、今作は武侠+密室ブロマンス‼︎
ザックリストーリーは“吹雪の中で孤立した小屋で過ごす事を余儀なくされた疑心暗鬼に駆られる3人の男達”…。つまりヘイトフル・スリーという事で、あれ、ヘイトフル・エイトより公開早いぞ⁇なんで⁈

全体的に美術が良い。衣装が格好良い(ギボシ!)。風景も美しい。密室サスペンスのパートがやや単調なので、回想シーンを適度に挟む構成は悪くないと思います。
あまり良くないのは、メイン2人の外見も性格付けも割と似た様で観ていて心が傾きにくいところ。どっちがどうなってもいいとかなー、と。
だいぶ良くないのは、殺陣がガチャガチャブレブレでさっぱり分からないところ。キレキレの韓国アクションを期待するとガッカリします(しました)。

気になる点は多々ありますが、平均以上の出来ですし、ここから『新しき世界』にハッテンしたかと思うと感慨深いです。観て損はしないかと。

しかし、ビックリするくらい誰も観てないね!