K助

ピーターラビットのK助のレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
2.6
機内サービスで観た、この作品。日本語版はないけれど、画面を見ていたらなんとなく理解は出来ました。ただ、字幕なしでは、英語の聞き取りも理解も困難だった事を告白します。おかしい、子供もターゲットな映画の筈なのに…(涙)。

イギリスの湖水地方を舞台に、野ウサギと動物たちによる、人間社会への挑戦、テロリズムを主題としたこの映画。CGによってリアルに表現されたウサギ。それを直立させ、リアルな表情変化を盛り込んでいるのですが、この悪魔合成は失敗だ! 本来は可愛くあるべきなピーターラビットたちが、不気味な存在に思えてしまいます。
リアルな動物のCGと、美しい背景が一体となっているので、動物たちが人間に対して行うイタズラが、もうシャレにならない感じで。コミカルである筈のシーンが、不快感MAXなシーンになってしまっています。
イギリスらしいブラックジョークも、笑うより前に「おいおい」とツッコミを入れたくなる私。ツッコミと言えば、舞台はイギリスなのに、制作はアメリカとオーストラリアの共同制作、と言うのもなぁ(笑)。

外国人は、これを観て「可愛い!」と思って共感出来るのかな? 文化と価値観の違いを実感出来る、素晴らしい(?)作品でした。
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