滝和也

MEG ザ・モンスターの滝和也のレビュー・感想・評価

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
3.7
激突!無双ステイサム
VS古代サメ怪獣!

果たしてステゴロ無双は
深海から襲い来る奴に勝てるのか!

「MEG ザ・モンスター」

久しぶりに劇場に。時間の都合で寄りによってサメ映画に…。前回レビューの私のウィークポイントに書き忘れましたが、最も苦手なのがサメ映画。(理由は私のジョーズレビューに)40年の時を超え、トラウマ払拭に出掛けました。そう大好きなステイサムを信じて(笑)

結論から言えば、大丈夫でした(^^)そもそもステイサムですから。皆さんも理由はお分かりかと(笑) 今回もサメを相手に期待通りの大奮戦の大乱闘。とは言えアドレナリン2の様に巨大化したりしません(笑)

更に言えば、これ怪獣映画です。サメの恐怖は描かれてますが、パニック・スリラーではない。その手前で止まってる。残酷描写や血の出るスプラッター的な表現ほぼ無い。デカ過ぎるんです。メガロドンは…。口に入っちゃう。丸呑み。ジョーズの何が怖かったか、やっと分かりました。食われて、出る叫び声と血飛沫だったんです。一番は。それとその後の描写。

その辺りから、デカイ怪獣とある程度の最新機器を持つ主人公チームの闘いが柱になるので、激突!怪獣対MATみたいな怪獣退治もののノリになる訳で。その点から怪獣モノの好きな私には楽しめたんだと思います。

サメ映画を期待すると空かされる。ただ私が恐れ、愛し、思い出のジョーズ的な発想は王道を守ってますよね。背びれを見せながら近づいてきて、いきなりフェイント気味で現れるあのドッキリ感やシャークケイジによるアクションは。中々姿を表さないのもそう。でも、ここはジョーズがゴジラ的な演出をしていた点でもあり、怪獣モノかな。原潜を襲うのはまた一致してます(笑)

後、気になると言えば気になるのは巨額のチャイナマネーが流れ込んでるので、中国寄りに。舞台が上海沖ですからね。そのため、問題点が2つ。ヒロインのリー・ビンビンは最初綺麗なんだけど、海に入るあたりから、劣化した板野友美に(笑) うーん。同じビンビンでも現在失踪中のファン・ビンビンの方が綺麗。もう一人の主役として頑張ってはいますが…。更にあの海水浴場。中国を象徴するあの込み具合(笑)人多すぎ。あれならもっとガンガン食われても…(笑)それ以上に伝統としてビキニの群バツな美女がいないといけないのに、人多すぎでわからない(T_T) どうしてもアジアでは欧米人の体格に勝てないですし(笑)

ただステイサムはいつもと変わらない。悲しみを背負い、皮肉屋だが、熱く優しいその勇気あるキャラ。そして抜群の泳ぎ、動きで魅せる。何より、あのおっかない顔と子供と絡む時の笑顔のギャップ、毎回ながら良いです。子供との絡みはホントに相性が良い(笑)そしてラストは…これは言っちゃいけない(笑) もう奴を止められる相手は最早いませんね。最後そう来るかと。ステイサムならではの説得力です(笑)

ストーリーはあってないようなもんです。要はステイサム対サメ怪獣(笑)ステイサムが好きで怪獣モノがすきな私にはあってましたね。ステイサムを倒すにはゴジラ呼んでこいです(笑)

追記 土曜日の午前とは言え、鑑賞してた方、僅かに7人。大丈夫か?しかもエンドテロップ終わって周り見たら私1人!小さな子もいたのに悲鳴なし…寝たか?やはりファミリー向けか?
滝和也

滝和也