えいがうるふ

ライ麦畑で出会ったらのえいがうるふのネタバレレビュー・内容・結末

ライ麦畑で出会ったら(2015年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

お好きな方、評価下げて申し訳ない。ロードムービーは大好物なので、移動シーンの遠景描写やBGMは堪能したのだが・・・

とにかく徹頭徹尾文系中二病まっさかりで自意識過剰な主人公に対し、ああオスガキめんどくせえと思ってしまった私には母性ってもんが無いのかも知れない。
罪悪感感じないの?とディーディーが訊いた時には「それだそれ!よくぞ訊いた!」と内心拍手したものの、やっぱり煮え切らない主人公。しかも作者本人にはっきり断られ警告までされたのに、結局その意向をまるっと無視して勝手に上映してしまうとは、作者と作品に対するリスペクトなさ過ぎ。じゃあいったい何のために会いに行ったかというと「俺あの人に本当に会ったんだぜ!」という青臭い既成事実を作るためだろうか。つまり監督自身が若かりし頃の身勝手な思い出を美しく昇華させたかったのでは?とまで勘ぐってしまう・・・
ディーディー、ダメよあなた折角若くしてこんなに賢いのにこんな甘ったれ男のママ役引き受けちゃ都合のいい女まっしぐらよ?どうせこういう勘違い坊やはちょっと世間に注目されたら舞い上がって、悩むふりして結局巨乳ギャルになびくのよ!笑
ダメ押しに、ラストシーンに超がっかり。おいそこの坊主!あんたの憧れの巨匠が自ら語ってくれた作品への思い、なんも響いてないだろ?お前の解釈なんぞ要らんと言ってんだろーが!せめて立つ鳥跡を濁すな!ゴミは持ち帰れ!!