いい意味でも悪い意味でも安定してた!
ミニオンズシリーズが好きなら間違いない
かく言う私は過去作も全部普通で、惰性で見てるだけだから、今作もそんな感じだった。頭使わなくてもサクッと見られるし、アニメーションも愉快でノリもテンポもいいから見やすい。
ストーリーは一応あるけど、そんなものより、やっぱりミニオンズのわいわいがやがやを楽しむ映画。感動要素が全くないわけじゃないけど、泣くほどではないし、じんとくるというより、にっこりしちゃうくらい。
とにかく、真面目なノリというよりは、面白いと思った展開ごちゃごちゃ入れまくった感じのお祭り映画。そういう意味ではまあフィーバーなのかなぁ
○
前作のミニオンズは、怪盗グルーシリーズのスピンオフ的な立ち位置で、太古の昔、ミニオンズの発生から、最強のボスに出会うまでの『ミニオンズ』の旅を追った作品でした。
ミニオンズが主人公で、ラストは子供時代の怪盗グルーと出会うところで幕は閉じて、グルーは特別出演的な扱いでした。
今作はそのしばらく後の時系列から始まって、ミニオンズが子供グルーをボスに据えて付き従った後の物語でした。
ミニオンズがグルーを見つけた後、一体どんなやり取りを経てグルーの下っ端として受け入れてもらったかってところも作中でちょっと明かされてました。
今作は、ミニオンズが主人公だった前作とは打って変わって、子供グルーが主人公っぽかったです。
ミニオン大脱走の時も思ったけど、わりとタイトル詐欺というか、マーケティング的にミニオンズのイメージを押し出したい感が強くて、若干内容に沿ってないと思います。フィーバーってなんやねん。
原題の「The Rise of Gru」の方がないように沿ってるし、まさしくそう言う話でした。
今作は悪に憧れる子供グルーが、憧れの悪の組織の入団面接を受けに行こうとするところから始まるどたばたストーリー。
○
グルー視点
ミニオンズ三人視点
新キャラオットー視点
の3視点で別々の物語が展開していって、最後は一つのところでみんなが暴れまくって終焉って感じ。
個人的に、グルーのターンが一番面白かったかな。
月泥棒がヒューマンドラマとして一番好きなんだけど、今回もグルーパートがヒューマン系の感動があって一番見応えを感じた。
ミニオンズ三人は、もう途中からストーリーそっちのけで(ボスのためとはいえ)謎にカンフーの修行し始めたりして、もう、なんか、なんなのって感じ笑
三人がてんやわんやわちゃわちゃしてるのは可愛いから、好きな人にはたまらないのだろうけど
○新キャラオットー
ミニオンズの新キャラとしてメディアとかグッズ展開が盛んで、なかなかにインパクトがあると話題だったけど、話題に反して個人的にはちょっと気に入らなかったと言うか、そんなに好きになれなかったです。
理由としては、
①まず、オットーがいなくても物語が成立するということ。
オットー視点のストーラーって別に特別なこと起こってないし、少し脚本をいじれば元々のミニオンズ3人で代用できるような活躍しかしてないんですよね。
②キャラクターとして純粋に魅力的ではないんですよね。アホの子というか、なんというか、マイペースというか、トラブルメーカー気質なんです。私個人として、自業自得の解決譚が苦手なので。オットーのストーリーがまさにそうだったんですが、自分のミスを自分で収拾するだけのストーリーなんですよね。活躍したみたいになってるけど、元々自分のせいだから!得るものが何もない。
そもそもミニオンズないでも煙たがられてるようなキャラクターっぽいし、好きになれる要素が特にない。新キャラとして既存のキャラクターたちに勝るような魅力がない方できているとは思わなかったんですよね。
4人目のミニオンズ組、というか、一人別行動して第3の視点として物語が進んでたのも謎でした。いる?こいつの活躍……
終始その感想につきましたわ
○
月泥棒への伏線があるって垂れ込みだったけど、あれは別にそんな、伏線とかってレベルでは
意識はしただろうけど、つながりを見せるような脚本として秀逸とまでは言えなかったかな
○
ラストのシーンは好き
以下
若干ネタバレします
○
ワイルドナックルズとグルーの師弟関係?といっていいのか、繋がりはすごく好き!!!!
この後この二人どうなったのかなと言うのは純粋に気になる所。
ミニオンズシリーズで三作目あるかなぁ。
【参考】
https://cinemandrake.com/minions-the-rise-of-gru#toc4
あらすじ感想まんべんなく
https://cinemarche.net/anime/minionstheriseofgru-john/
こっちの方がラストまでしっかりネタバレあらすじが載ってる
考察もちゃんとしてて分析がそこそこ面白い