かつきよ

コンフィデンスマンJP 英雄編のかつきよのレビュー・感想・評価

4.3
想いが溢れすぎて、感想を書くのに一年半以上かかってしまいました

まずは、製作者の皆様、出演者の皆様、本当にこの映画を作ってくれてありがとうございました。本当に最高の映画でした

◆文句なしに面白い!!

前作のプリンセス編は作風が打って変わっての角度から描かれていましたが、今作はどちらかというと王道の展開だったなと思うのが正直なところ。
どうせこれも仕込みなんでしょ!?という視聴者の先入観を真っ向から受け止めて、その中で歴代最大級にシリアスに、こんなにシリアスにしちゃっていいの!?というほどにシリアスに突き詰めた作品でした

シリアスで暗いパートが長かった分、最後のどんでん返しパートの勢いたるや!!
予想しきれなかった事もあって、なんとも心地いい作品でした。
永遠にこのシリーズ、続いて欲しいヨォ


その他はいかにネタバレ感想で!!





















※以下ネタバレ有り















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※ネタバレ有り













◆ボクちゃん

今までの劇場版と違っていたことの大きな一つとしては、ボクちゃんがガッツリ騙される側に回っていたということ

TVドラマ版でも彼が騙される展開というのはありましたが、映画版ではわりとしてやったりするメンバーなことが多かった気がします。

ロマンス編でボクちゃんが語ったメンバーへの想い語りはモナコを騙すための演技だっわけですが、今回絶体絶命のピンチに陥る中でダー子に語った言葉、騙されていたということは全部本心ってことですよね
思ったよりでかい感情を抱いていてほほんとなれます

◆瀬戸康史

偽マリムラ役の瀬戸康史、快演でしたね〜素晴らしかったです

まさか途中で出て来た真木よう子が本物のマリムラだったとは……

ラストで偽マリムラを捕まえたときの本物の詐欺師を捕まえる発言や、スターキャストにも関わらず出番が少なかったことから、本物のマリムラは次回作以降で敵対するライバルとしての伏線だったのかなと感じました。

◆スターとジェシー

この作品を作るにあたって避けては通れない視聴者の悲しみ
続編作ったからには、もう、思い出さないようにって意味でも、なかったことにするんだろうなとなんとなく思っていたら、冒頭でスターとジェシーが国内にはおらず活躍がないことへの説明を入れてくれました

キャラクターはずっと生き続けていて、この世界でも活躍してるんだ、ということを実感させてくださってありがとうございます。これだけで本当に嬉しかったです

しかし、まさかの、ラスト!!!
今回の解決に向けて、ジェシーとスターがどちらも暗躍していたという設定は、素晴らしすぎる。
役者の方は悲しいことになってしまいましたが、一方でキャラクターとしてはまさかの生きてるだけではなくある意味コンフィデンスマン一味として活躍してくれたという最大級のサプライズ!!本当に素晴らしい!!!

◆続編は絶望的なのか

2人の訃報を乗り越え大ヒットを記録した作品だったけれども、他の役者陣にもトラブルが発覚し、続編は絶望的なのでしょうか

それでもキャスティング、間違ってなかったと思います

いつか続きが見られることを夢見て
かつきよ

かつきよ