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彼女がその名を知らない鳥たちのmakoのレビュー・感想・評価

4.0
《2018#11》

全国公開から遅れてやっとこちらで上映。
原作未読。同じ沼田まほかる著の『ユリゴコロ』の映画は私には合わなかったがこれは良かった。

十和子が何故陣治を蔑みながらも一緒に住んでいるのか分からなくて。陣治も十和子から良い感情を持たれてないのになんでこんなに尽くしているのか解らず観ていた。 物語が進んで真相が解った時には陣治の優しさが心に染みました。

竹野内豊演じる黒崎はゲス野郎で共感できず。
松坂桃李演じる男もゲス不倫男で共感できず。
蒼井優演ずる十和子のダメンズに惹かれるのも共感できませんでした。
ただ阿部サダヲ演ずる陣治は最初は共感できなかったけど良い人そうなのは分かった。真相が解ってからはやはり共感まではいかないけどこんなに想うことができる人だったんだと好感度が上がりラスト辺りは涙がこみ上げてきました。

4人の俳優さんはそれぞれハマっていて良かったです。
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