謎の感染症に怯え、森の奥で暮らしていた家族のもとに、別の家族が助けを求めてきたことで巻き起こる悲劇を描いた話。
終末世界の雰囲気は伝わってきたし、祖父の最期から正体不明の恐怖を感じさせる冒頭部分は良かったけど、結局なんだかよく分からないまま、悲劇的な結末を迎えてしまった感じ。
どことなくシャマラン監督の「ハプニング」を思い出した。
意味深なシーンを随所に挟み込みながら、家族が何に怯えているのか、肝心な説明は一切されないままなのでストレスが溜まる。息子の見る夢を都合よく使いすぎなのも気になった。
あと、この手の映画で動物が出てくると100%かわいそうなことになるから、出てきた瞬間げんなり。
正体不明の脅威に怯えていたはずが、2組の家族が疑心暗鬼に陥る展開もありきたり。
森で襲ってきた人とか、赤い扉の意味とか、考察すべきところはあるのかもしれないけど、ホラーとしても全く怖くないし、どう楽しめばいいのか分からなかった。
90分がとんでもなく長く感じた。