シネマスナイパーF

ハウス・ジャック・ビルトのシネマスナイパーFのレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
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描写の見てくれを超越したR-18という意味では、初めて真のR-18を観たかもしれない
残酷描写に関して言えば正直R-18にする必要はないが、作品的にR-18ですね間違いなく


カリスマ〜〜
顔がかっこいいから〜〜
道路引きずり回したら人の体はああなる、と考えると嘆きのピエタのラストがああああって感じ
脳みそまで露出した状態で引きずり回されるのか

部分的にコメディですねこれは
何度も現場確認するところとか普通に劇場で笑い起きてました
と思ったらやっぱり普通にシリアルキラーものかな?
狩りのシーンは劇場にびっくりの声が起きてました
でも結局落ちるところは、ひとりの男の「彼なりの」普通の生き方
サイコは矛盾を抱えている
殺しが本当の目的ではないが、殺しに流儀を持つ
拘りが強いがあまり、他の綻びに無頓着
信念があるせいで脆い
人間的で普通といえば普通なんです
たまたま主人公がこういう人間だったってだけ
てか、トリアー監督が「最近の映画は観ない」と言っていたのに「最近の映画は地獄を描かない」と知った口を叩いている面白い人

楽しんでみる映画ですよ
彼の人生と自己実現、そして地獄めぐり
クライマックス見せられるある有名な絵画をそのまま再現したシーンは圧巻!
トリアー監督の過去作品引用が、いかに本気かを物語っている
エンディングの謎の多幸感は3時間観た者にのみ与えられる特権


最初の女性ユマサーマンだったのね〜
正直長すぎる映画だけど好きです