
高校時代からの友人で今は互いの生活の為にルームシェアをしている、あかりとジュン。自暴自棄な生活から望まない妊娠をしてしまった、あかり。女性に生まれながら、性別への違和感に悩む、ジュン。ふたりは、それぞれの悩みを抱えながら暮らしていた。ある日、あかりは中絶費用を借りるためにジュンに妊娠したことを告げる。「堕ろすんだったら、自分にちょうだい。赤ちゃん」 思いがけないジュンの言葉から、ふたりの関係が微妙に変化していく。今まで渇いた関係だったふたりが、互いの人生に立ち入るようになり、お互いの悩みを知っていく中で、ぶつかり合い、慰めあう。あかりとジュンは、妊娠期間をとおして自分たちの生き方を見つめていく。最後にふたりが出した答えとは…
他人の身体に触れない「接触恐怖症」を患う原健太郎は、友人の歩夢とその恋人である瞳の関係を描いた小説を書いている。その小説を読み原に興味を持った瞳は、原の接触恐怖症を治そうと試みる。
新幹線の窓外を流れる雪景色。未悠は長年の夢だった性別適合手術を受けるために名古屋に向かっていた。未悠はファッションデザイン学科3回生。卒業時には心身とも女として社会に出ることを熱望してきた…
>>続きを読む北九州で定時制高校の教頭を務める末永周平。ある日、元教え子の南が働く定食屋で、周平は支払いをせず無言で立ち去ってしまう。記憶が薄れていく症状によって、これまでのように生きられなくなってしま…
>>続きを読むただお洒落がしたくて女装をはじめたら、いつのまにか男の人に恋をしていた。素敵な女の子に一目惚れをしたら、彼女は彼で、私は女で…。私たちの性は、実はとても曖昧でカラフルで、混沌としている。そ…
>>続きを読む2年前から同棲している日本語教師の真琴と夢を諦め就職した伸司。 ある日、俳優として売れ始めた友人が結婚を決めたことに影響を受け、伸司は結婚を意識し始めていた。「結婚しても何も変わらないん…
>>続きを読む(C)モラモラプレス