おだやかな日常の作品情報・感想・評価

「おだやかな日常」に投稿された感想・評価

錆犬

錆犬の感想・評価

-
2021/04/09 DVD
もっと早くに見ていればよかったかもしれない
素晴らしい!コロナの中で再考する3.11
あの頃の自分の愚かさ。
そして、2人の女性の協調と不調。
情報とは何か、風評や自己と他者との関係性の中での社会。
bluestar

bluestarの感想・評価

3.7
311後に真正面から福島原発事故を題材にした初めての映画だったはず。
この映画を皮切りに様々な原発映画を観て来たけれど、この映画の、放射能を恐れる女性たちの心労と、それを疎ましく思う周囲の人々との溝をリアルに表現した点を評価したい。

レベル7の事故が起こった直後、日本に住む外国人は避難していたことなど、知らぬは日本人だけ、みたいなところもしっかり描かれていたのも良かったです。

この後、原発映画もいろんなタイプが出て来たけれど、1作目にしてこの内容はすごいと思う。

女性の方が本能的に放射能を恐れるのか、男性の方が正常性バイアスが強いのか。
あれから8年も経った今、結局、母子避難した方々に離婚が多かったらしいこともあり、原発事故は図らずも夫婦の埋まらない溝を明らかにしたようです。

難しい問題とは言え、タブー視せず、もっとオープンに原発問題を語ったり、学んだりした方が良いと思っているので、今後も後発映画を観ていきたいし、人にも見て欲しいと思ってます。
黒澤明監督の「生きものの記録」を強く思い起こした。放射能に対する被害妄想的な感受性というか捉え方。そしてその見方を妄想だと決めつけてしまう感性のほうが果たしてまともな事なのかどうか。

今現在も放射能については人体への影響、特に遺伝子へのそれははっきりと分かってる部分のほうが少なく、まだまだ不明な点が多い。

それはともあれ杉野希妃と篠原ゆき子の演技が素晴らしい。家庭用のビデオで撮ったような私的にも感じられるカメラワークの中で、少しずつ「日常」を逸脱していく姿。そしてまた、自分にとって本当に大切なもの、それを命への愛着といって良いかもしれないが、そこに帰着していく姿。過剰な気持ちを内側から溢れ出させる演技には大きく心を揺さぶられた。
きのこ

きのこの感想・評価

3.7
本当にタイトルが完璧な皮肉だった。
みんなの演技重くて重くて凄かった

真実はいつだって隠されているって事に気がついている人もたくさんいる・・・・。
個人的な意見として、

内面の心象を物語として具現化できていないから役者が名演だとしてもナルシスティックに映る。

物語のためにキャスティングするというより、
役者の内面を映し出す為にシチュエーションを用意するタイプの監督だと思った。

テーマは大丈夫だから
個人的にシチュエーションにもうちょいアイデアほしい…かな。
役者陣の芝居に圧倒された。
少なくとも役者の120%を引き出しているように感じる。
あまりこういうあからさまな作風って好きじゃないんだけど、シークエンスのパワーに持ってかれたね。
フィルメックス獲った前作よりこっちのほうが良かった。
Ryou

Ryouの感想・評価

3.6
杉野希妃と篠原ゆき子が魅せる
リアルな演技がよかった

空気感が綺麗な映画
タイトルも良い
Tigerin

Tigerinの感想・評価

3.8
哀しくなるほど、「おだやか」の使い方が正しいわ。
震災のことも、原発のことも、なんだか他人事で、真夜中までピカピカと相変わらず電気の無駄遣いをしている街。美味しいものの写真や、流行りの場所や、洋服や、モノの写真ばかりのSNS。おだやかだな、、、。
突っ込みたくなるような展開も、極自然な演技で、突っ込むどころか涙が流れた。
takashi

takashiの感想・評価

3.8
津波などの自然災害と違って、放射能は目に見えないから、「そんなの大丈夫でしょ」という人と、必要以上に怯える人がいるのがまた恐い。しかも大丈夫かどうかわかるのは何年も後という…

観てて楽しい映画ではありませんが、観るべきだとは思います。
セリフを噛んでもそのまま撮っていたり、相当なリアリティがあります。

あえて、結末をしっかり描かないのも良かったと思います。実際にまだ終わって無い事だと思うので。
>|

あなたにおすすめの記事