ろいろい

ワイルド・スピード/ファイヤーブーストのろいろいのレビュー・感想・評価

2.8
💠favorite line💠
"Dad.I have faith."

🎞️story&information🎞️
ドミニクはレティと幼い息子のブライアンの3人で静かに暮らしていたが、彼らの前に未だかつてないほどの破壊的な敵ダンテが現れる。
ダンテは昔ドミニクたちがブラジルで倒した麻薬王レイエスの息子であり、家族も未来も奪われた代償を払わせるため、復讐の炎を12年間燃やし続けていたのだった。
ダンテの陰謀により散り散りに仲を引き裂かれる“ファミリー”たち。
そしてドミニクが愛する全ての者を奪おうとするダンテが最後に向けた矛先は――。


監督はルイ・レテリエ。

制作予算は推定3億ドルで、史上8番目に制作費が高額な映画としてランク付けされている。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
2023年に上映されたカーアクション作品。

荒唐無稽過ぎる前作から方向転換し、
超弩級の手に汗握るカーアクションとファミリーの繋がりを全面に押し出した『ワイルド・スピードシリーズ』の第10作目。

内容はシリーズ最終章の前編ということで後編に向けての人物紹介・登場がメイン。
なのでファミリーだけではなく過去作の人物が大勢登場。

デッカード・ショウ、サイファー、そしてジョン・シナ演じるジェイコブ・トレットももちろん登場。
リトルBとジェイコブの
主人公の子供と叔父という関係性・掛け合い
は心臓に悪い本作の中でも心温まることができる瞬間だった。

そして驚いたのがドムのお婆ちゃんアブエリタ・トレットを演じていた女性。
史上16人しかいないアカデミー賞、トニー賞、グラミー賞、エミー賞の4賞受賞者の1人・大女優リタ・モレノ。
キャストといい映像といい、とてつもない額のお金が動いているのがわかる。

ただ、お金を積んで派手な映像にして、フィナーレに向けて加速していく勢いだけで乗り切ったような内容なのは間違いない。
言い換えれば設定の粗さが目立つ。
ラスボスのダンテ・レイエスは過去精神病を患っているのに狂気さが圧倒的に足らず、悪役にもなり切れていない。
ポリコレ考慮のためかリトルBの肌が黒いのが気になってしょうがない。
しかも、中途半端に過去作からの引用映像や言及・写真等の演出が多く、脚本と予算と映像が噛み合ってない印象だった。

エンディングで出演していたルーク・ホブスが次回作暴れることを期待してシリーズラストを待ちたい。

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story:amazon prime参考
information:Wiki参考
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