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孤狼の血のwoosのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.4
ユナイテッドシネマとしまえんにて鑑賞。
2018年新作劇場鑑賞53作目。
客席は2割くらい。
テーマ「毒を喰らわば皿まで」

[全体として]
観よう観ようと思いながら今日まで来てしまったが、まだやってて良かった。
東映の骨太ヤクザ映画を、白石和彌監督が撮ったんだから面白くないわけはない。
広島の架空の都市呉原市が舞台で、まあ呉市ですよね。「仁義なき戦い」ですよね。
基本的に警察目線で話は進み、役所広司が主人公の悪徳警官で、県警から派遣されてその悪徳警官とバディを組むことになるのが、物語の目になるのが松坂桃李で狂言廻し的な役だった。
ちょっと「トレーニングデイ」みたい。

[良かったところ]
ナレーションがモロ「仁義なき戦い」風だし、ザラついたちょっと昔の映画のような映像で正に見たい東映ヤクザ映画の質感だった。
この話うますぎない?と思っているとしっかりそれが伏線になっていて、それが時間をかけて回収されていたりして、映画的な面白さが多い。
そして、観ているものの溜飲を下げる描写や感動があったり、良質なエンターテイメントだと思う。
ノワールもので主人公たちが板挟みになる展開はありがちだが、やっぱり面白い。

[気になったところ]
別に呉市で良かったんじゃない?って思ってしまったんだが、何か理由があったんだろうか?
あ、竹野内豊の大友勝利は微妙でした。

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ヤクザ映画、バディもの、ノワール映画など好きな人は間違いなくオススメです!
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