最初の方は、嘘をついてまで夢を叶えるというのは、そりゃあご都合主義じゃないのかい、世間に対して無責任な行動だろよ!
むしろベタな映画化決定ネタかよ!
といった否定的な印象しか湧いてこなくて、観始めたことを後悔したよ!
でも違った。自分の頭が固いだけでした。
誠実で強い想いは、不可能を可能にするんだった。これはリアルでも体験してきたじゃないか。
できない理由を探すのではなく、夢を叶えるためには何をすればよいかだけをひたすら考え、人一倍の工夫と努力を続ける。
そんな夢を追う姿はとても美しく、人を惹きつけ、人を動かす。
そんなサリーくんに、どんどん自分も惹きつけられてしまい、気付いたらただひたすら応援してた。
盲目を隠すということは、日常すらハードルだらけ。
もうバラしちゃえよ、と思う一方、ここまでくるとバラすタイミング難しい~。。
バラす絶好のタイミングが来るまで、どうかどうか、大きな過ちせず無事でいてくれ、そのまま真っすぐ走り抜けてくれ、、とハラハラドキドキしながら祈るばかり。
で、緊張するシーンであっても、BGMは陽気目のポップ系ばかり。
これはあれですね、障害に多少ぶつかっても、暗くなったらオシマイよ!
というメッセージなのだろね。
なんか良いなと思った点。
障害があるせいで、周囲のヘルプが必要な場面が多いが、逆にサリーくんが人を助けるシーンも結構多い。
障害をほとんど気にせずフラットに付き合ってくれる、友人。
どっかで観たなあと思ったらあれだ、『50/50』だ。
最後のオスカーのセリフ、ちょーいけめんだな!