松岡茉優、なんだ、ただの神か。
良かったとこ1 松岡茉優の神がかった演技
畳み掛ける独白の連続、表情一発で孤独感を表し、おまけにミュージカルまで。芸達者なのは前からだけど、初主演で引き出しの多さを見事に発揮してた。
良かったとこ2 脚色
独白が主体の小説を映像化するので、主人公の語りをどうやって映画で表現するのかと思ったら、ミュージカル映画のような捌き方で周囲の人を巻き込んでスピーディに表現。と思ったら、まさにミュージカル映画的なシーンでは、ミュージカルとは裏腹に肥大化した自意識が剥げ落ちて現実が見えてくるとか心憎い。
残念だったとこ マンガ的過ぎる演出
主人公のヨシカから見た世界がどれだけコミカルでもいいけど、そうではないシーンでもありえないほどマンガ的なのは興ざめ。中盤の二の扱いがまさにそうだった。
