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道化師
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『道化師』に投稿された感想・評価

Omizu
3.0
『甘き人生』などのイタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督の短編。

世界観は好きだが何の話だか分からなかった。突然のライフルに「!???」となってしまった。ベロッキオの短編にはイマイチはまらない。
ベロッキオがワークショップの学生たちと撮影した18分の短編だが、これ全編殺気立っていて往年のベロッキオが蘇ったかのようだ。それにしてもなぜ『道化師』を題材に選んだのか。

このオペラでは旅回り一座の団長であるカニオが同じ一座にいる妻のネッダの姦通を知り、劇中劇で劇と現実の見境がつかなくなって(ベロッキオ的主題!)カニオがネッダを殺してしまう。ここでは妻=ネッダは常に誘惑・魅惑の対象であると同時に男を破滅させるいわば魔女である。

映画内でのオペラ関係者を招いての夕食会。そこにいた催眠術師はオペラ公演の出資者である老女(リハーサルの出来栄えを歌手である息子に尋ねられて不満を表明する、支配的でいけ好かないババアだ)の娘に余興として催眠術をかけるのだが、その催眠術が効いている最中に娘は母親が殺人者だと漏らしてしまう(殺人の真相は不明だ)。そしてここで唐突に、かつ必然的にギリシャ神話のエレクトラのエピソードが催眠状態の夢の中(?)に導入されるのだ。

詳細は省くが、エレクトラの父親であるアガメムノンはその妻である(むろんエレクトラの母親だ)クリュタイムネーストラーによって殺され、エレクトラの弟であるオレステースが神託により父親が殺された復讐をするよう告げられる。

つまり『道化師』において女=ネッダは「殺され」、エレクトラにおいては女=老女=クリュタイムネーストラーは「殺す」。これはしかしコインの裏表であって同じことだ。ここでもベロッキオのオブセッション、母親(女性)の魅惑と恐怖、が明らかに投影されているのではないか。ここでは、男は逆説的に常に怯えていて抑圧されている。

これは他作品にもしばしば登場するベロッキオ的主題だが、一般論としては映画の内容を常にそういったテーマに還元するような観方は慎みたいと思うけれども、しかしこれはなんなのだろうか。映画の最後、娘は母親である老女に銃を向けて撃つ。銃声はするが弾が出ている形跡も当たった形跡もない。現実(単なる空砲)なのか催眠状態の中での出来事だから、なのか。

とりあえずまとめたが、まとめきれてはいない、そりゃそうだ。たかだか18分、これで長編になったらどうなるのか(もちろん構成は大きく変わるだろうから全く違った印象の作品になるかも知れんが)。学生とのワークショップ作品でこれだ。撮影時76歳のベロッキオ、誠に恐るべし。これぞ濃縮ベロッキオ。
菩薩
-
忙しい人の為の『ポケットの中の握り拳』。催眠術かける時めちゃくちゃ乳触ってないすか?

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