暴力の街の作品情報・感想・評価

『暴力の街』に投稿された感想・評価

無個性な民衆よりもひたすら追われるメキシコ人青年が怯えうつむき続ける姿が痛ましく胸を打つ。
遂に前を向いた青年とゲイル・ラッセルの初の切り返しの情感!彼らの距離と感情を爆発させた抱擁をワンカットで決…

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ヒラノ

ヒラノの感想・評価

4.8

「暴力の街」。こちらも監督はジョセフ・ロージー。ただし、主演はマクドナルド・ケリーという未知の俳優。ヒスパニックと白人の対立を硬質に描いた映画。人種差別をテーマにした傑作「手錠のままの脱獄」「ミシシ…

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菩薩

菩薩の感想・評価

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めっちゃ寝てしまったがたぶんTwitterみたいな話にたけしのフライデー襲撃とハロウィンの渋谷を混ぜた様な映画だった。ポストトゥルースを予兆する…みたいな。要再見。

冤罪のメキシコ系移民と暴徒化する白人。未舗装の傾斜面を降りてくる群衆の、石を踏みつける足音が不気味に響く。新聞記者が車から少年を見送るとき、少年が挨拶し、車から降りて玄関先で母親と再開するまでを、主…

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AONI

AONIの感想・評価

3.5
物語の最後、メキシコ人の若者が言う台詞が泣かせます。 その言葉を聞く、新聞記者の主人公を後ろから捉えたカメラ演出(主人公の表情を見せない)が、これまた素晴らしい。

いい映画。
同日に見た『群狼の街』と同様、群集心理と暴徒の恐怖を描いた映画なのだが、本作ではむしろ、主人公の新聞記者がヒートアップしていく心理を押し留めようと様にフォーカスを充てている。
ラストの両…

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ジョセフ・ロージー監督が初期に手掛けた社会派ノワール。

都会の新聞記者として権力と闘ってきたラリーは、疲弊しきってしまい田舎町の記者として再スタートを切る。ところがダンス・パーティーで白人とメキシ…

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かなり具体的に政治的眼差しが見て取れるロージー。ここから『風景の中の人物』と『夕なぎ』へ繋がるのか。

【詳述は、『ラスティ·メン/死のロデオ』欄で】本来のロージーの妙な艶·滑らか歪体のイメージを伴う彼の傑作第1号は『不審者』迄待つにしても、不穏さ·予測できぬ外形現れ、を序盤を中心に幾つか持ち、メイン…

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青年とそれを追いかける集団の構図と被写界深度深めの撮影が印象的。
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