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「制覇」に投稿された感想・評価

越後屋

越後屋の感想・評価

3.5
2018/3/11 観

組織のトップが撃たれそれに伴う組織の動向…を軸にした「やくざを親に持った」家族と【組】と云う家族の話で「やくざ」「任侠」物と云うよりは「文芸」的が色濃い群像劇。
正直この作品の実質的続編『激動の1750日』の方が面ろいが重厚な雰囲気と佇まいはやはりこちら。

三船敏郎、菅原文太、梅宮辰夫、丹波哲郎、小林 旭、若山富三郎、鶴田浩二
のこの時期東映の錚々たる顔ぶれ!
寂々兵

寂々兵の感想・評価

3.2
獄中で親分の死を悟り、死んだんかい!親分死んだんかい!百代!言わんかい!親分死んだんかい!と10回くらい繰り返しながらフェードアウトする菅原の文ちゃん、毎度葬儀か盃事のシーンで踏ん反り返ってるだけの丹波哲郎、常にエモい死に様を見せてくれる岸田森、訃報で家中がバタついてる時に「ワシだけ何も知らされておらんようだ」とぼやくコルレオーネ・リスペクトの三船敏郎(無論孫と戯れてるときに死ぬ)、古今東西から悪人顔の俳優が200人くらい集まったヤクザの闇鍋。
オールスターキャストだと色々配慮しなきゃいけなくて要素過多。
この映画は岸田森を見るだけでモトがとれます。
凄惨に暗殺される北陸ヤクザを演じてますが、この時の岸田森自身も病魔に侵され死の寸前、というかロケに行くのが不可能で、撮影場所を岸田森が来れる場所に変更して撮ったくらい。
役柄としての死と本人の死が重なり、見てて涙がこみ上げてきます。
キャストは豪華だが緊張感はあまりない。岸田森の怪演が印象的。にしきのあきらの最期も。
全体的にのっぺりしてて印象にあまり残らない極道映画でした。
こちらも東映実録やくざ映画。

山口組三代目、田岡一雄が狙撃された通称「ベラミ事件」からはじまる、報復と跡目争いの数々。
ヤマケンを文太兄ぃが演じている、、なかなかイメージとは違うんだが絶対的キーマン。
ボンノには中々感情移入してしまうことも。。
中島貞夫は3作もかけて『日本の首領シリーズ』を和製『ゴッドファーザー』に仕立てたのに、またも似た様な模倣をしている。
『日本の首領』では有名な「馬の首」が「女の首」になっていたり、東映らしい下品な翻訳がそれなりに味わい深かったのだが、本作はもっと「お上品」な仕上がりになっていて勢いがない。
血塗られた結婚式、孫と遊んでからのドンの死亡等々…露骨にオリジナルに寄せている。
中島貞夫の演出もフレッシュさが無く、陳腐なシーンが目立っている。
危篤の時に病院の外が嵐になっているとか、墓参り中のボンノを影から見守る2人とか…
漫画みたいだからやめてほしい。

役者はかなり豪華で、三代目を三船敏郎、夫人を岡田茉莉子 、ヤマケンを菅原文太、ボンノを若山富三郎、専属医を鶴田浩二と、東映スターのみならず他社のスターまで揃えている。
菅原文太と岡田茉莉子の兄妹っぽい関係がなんか良い。
『新仁義なき戦い』で「岡田茉莉子に似てるなんて言われても、ワシにはわからんけえ」なんて言っていたのに。
エロやバイオレンスは控えめだが、ヒットマン役のにしきのあきら(女装ver)の死に様は中々壮絶。
特に何かしているわけでもないのに存在感があるシミケンもさすが。
at

atの感想・評価

4.0
▼2/29/16鑑賞
日本最大、谷口組三代目の晩年。キャストが凄い。三船と文太の共演、不思議な感覚。極道の妻、岡田茉莉子さん。気迫に満ちた佇まい。組の抗争、跡目争い。同時に家族のドラマを描く。東映実録じゃ新鮮。仮面ライダーまで出てきた。
※U-NEXT
その筋の役をやらせたら天下一品、みたいな役者を集めてきて作ったオールスター映画は大好き。戦争映画、ヤクザ映画、政界映画にそうした種類の名作は多い。家族や家庭を大事にする組織のトップを演じた三船敏郎には、妻や仲間と裸一貫で組織を大きくしてきた叩き上げのヤクザの生き様を感じた。だが、組織の肥大化は、よりシビアな考えを持つ人間しか必要としなくなっていくのだ。