やた

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスのやたのレビュー・感想・評価

4.0
観終わった後、良い時間を過ごせたな〜としみじみ思える作品。

モードとエベレットが出会った時、この二人が夫婦になるの?まじで?どうやって?と思えたのに、よくあるドラマチックな展開があるわけでもなく、ゆっくりお互いを理解し合っていく様子、更にそれをわざわざ言葉にしないのがとてもとても良かった。
最初はエベレットの後ろを一所懸命歩いていたモードが、手押し車に乗せてもらえるようになり、二人とも進行方向を向いていたのが向き合うようになり…
結婚式の夜、靴下の話とつま先を乗せたダンスのシーンが最高過ぎたし、網戸のところは可愛過ぎて椅子から転げ落ちるかと思った。

相手に抱いてる愛情をわざわざ言葉にさせたりしなくても、ここまで深い愛情が描けるんだなぁと、その表現に感動した。
やた

やた